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各停  作者: kno
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第一話 お出かけ

今日はママと二人でお出かけ。


お仕事をしてるパパを迎えに行くんだ。

サプライズってやつ。



ママと手を繋いで、駅まで歩いてる。

外は暑くて、下を向くとしょっぱい水が落ちてくる。



「想_そう_くん今日暑いねぇ」

「うん!でもねでもね!今日学校でね、みんなで水遊びしたよ!」

「そうだったんだね。だからちょっとランドセル濡れてたんだ」



ママのあははっていう笑い方がボクは大好き。



駅に着いて、ホームで電車を待つ。

今か今かとそわそわするボクを見てママはまたふふっと笑う。



___電車がまいります。

___黄色い線までお下がりください。




「ママ!来たよ!......わあっ!」

「っ!想汰!!」


ママに手を振っていたら、大きな男の人とぶつかってしまった。

男の人はチッと舌打ちをしてどっかに行く。



「想くん!大丈夫!?ごめんね。ママが手放しちゃったからだね。」

「全然平気だよ!ママほら、電車!」

「そっかぁよかった。......電車来たね。ほら、こっちおいで」




男の人にぶつかられた所は少し痛いけど、それよりもずっと待っていた電車が来てくれたことの方が嬉しくて楽しい。




それからママと手を繋いで、電車に乗った。


今日の電車はいつもと少し違う車内。

イスが硬くて、窓も小さい気がした。



ウキウキして外を見たけど___


「あれぇ?お外見えない」



あんなに晴れていたのに、窓の外は真っ白。



色んな形の建物が線と糸ばっかりになるのが面白くてそれも楽しみだったのに...。




しばらくすると、電車が止まる


人がまばらに入ってくる中で、1人のおばあちゃんがボクの隣に座ってきた。

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