ミラ・アンジュ・カトリーナ
2xxx年 元気な産声を上げながら
人殺しの魔女と名をとどろかせることになる少女が産まれた
少女は容姿に恵まれ、性格も良く
欠点がない美しい女性へと成長した彼女は成人を迎え、成人の儀に参加する事となる
この世界では成人を迎えると儀式を行い
神から贈り物を授かる決まりがある
授かったギフトの力が強力であれば
そのもの位は高くなり
1晩にして公爵家の仲間入りをした者がいるほどだ
しかし逆も然りでありギフトの力が弱ければ
その日に不自然な死を遂げた者
家族に密かに売られ、奴隷落ちした者もいるほど
ギフト主義な世界なのだ
彼女もまたそんなギフトに巻き込まれた可哀想な子であった
彼女が授かったギフトは[魔女]
魔女のギフトを授かった者は戦争に出向かなければならなかった
何故なら魔女は強力な魔法が扱える為、人殺しには打って付けだった
成人を迎えたばかりの彼女に襲いかかるとんだ災難
大好きな両親との別れ
すぐさま戦場にで向き 若い彼女には経験などないであろう人の死
人を自分の魔法で殺めてしまった罪悪感
10年も経つ頃には彼女の心は鉄のように動かなくなってしまっていた
そんな気力のなか戦争に出向き
力を振り絞れていたのは大好きな両親にまた会える日が来ると信じて込んでいたから
しかしそれを神は許さなかった
前世で彼女は罰を犯してしまったのか
そう問いたくなるほど彼女の精神はすり減ることとなる
10年振りに何とか帰省を勝ち取った彼女は故郷に帰ると、そっと涙を流し両親に再会することなくその場から立ち去った、何故ならば彼女の故郷は跡形もなく燃え尽き悲惨な状況だった
少し離れた村に出向き、話を聞くと7年程前に盗賊によって村を燃やされ村人達は盗賊に殺されたそう
全滅だったそうだ
ずっとギリギリな精神で立ち続けていた彼女は崩れ落ちそれ以来彼女は変わってしまった
戦場へ戻った彼女は敵も味方もみさかえなく見殺しにする悪魔に変わってしまった。後に人殺しの魔女と呼ばれる事となる
何とか戦争に勝利した頃には15年という長い年月が経っていた。
国は平和になったそう国民は口にする一方で
彼女を賞賛する声はおろか彼女の事を罵倒し嫌悪な視線で見る国民ばかりだった
彼女の強さに頼り 彼女なしでは戦争に負けていたにもかかわらず彼女の強さに脅えた 国王は彼女に冤罪を着せて殺す計画を企てていた
その噂は彼女の耳にも届いていたが彼女は逃げも隠れもせず、時の流れるままにただただ来るであろう時を待ち続けた
そして彼女は公然の面前で沢山の罵声をあびながら処刑されたのだった




