エピローグ
最終話です。
ガルド市の門の前に多数の兵士が並び、厳戒態勢が敷かれていた。
兵士の視線は馬車の荷台に座っている俺に向けられ、不測の事態に対処できるように剣に手をかけている。
騎士トーマスが兵士長に歩み寄り身振り手振りで俺のことを説明する。
終いにはトーマスはどこかへ連れて行かれた。
(あ、連れて行かれたか、仕方ないよな)
冷静にトーマスが連行されている所を眺めていると、身なりの良い衣装に身を包んだ偉丈夫がこちらに歩いてきた。
「トーヤ殿とお見受けします。私はガルド辺境騎士団の団長ホルスト・フォン・バルマーと申します。魔の森の騎士団と貴殿が戦闘を行って、貴殿が勝利したとの情報があるのですがそれは真でしょうか」
表情は少し硬い騎士だが、丁寧な口調で話しかけられまんざら悪い気はしなかった。
「あなたはその情報をどこまで信用していますか? 軍隊に一人で勝てると思いますか?」
相手を探るために質問に質問で返す失礼な言い方をした。
「もちろん裏はとっていますよ、調査をさせたのは私ですから。で、返答をお聞かせ願えないでしょうか」
すべてわかっている言い方だな、ごまかせないかな。
「たしかに私が盗賊共を一人残らず殺しましたよ。確か盗賊はその場で殺してもお咎めないはずですよね?」
盗賊を成敗したことにして押し通そうかな。
「盗賊ですか、言い得て妙ですな、その回答は予想していませんでしたよ」
魔の森の騎士団を盗賊呼びした俺を面白く思ったのか、表情が若干明るくなった。
「詳しい事情を聞きたいので、騎士団本部まで来ていただけないでしょうか、もちろん客人扱いですので心配は無用です。ささ、馬車の用意ができていますから移動しましょう」
「わかりました行きましょう。その前にちょっとお願いがあるんですが、さっき連れて行かれた騎士をあまり責めないでもらえますか? 彼は私の知人なのです」
騎士トーマスを少しだけ擁護して、豪華な馬車に幼女、ホルストと一緒に乗り込む、ミスリルの剣を腰から外し椅子に腰掛けた。
「おや、なかなかの業物ですね、ミスリルですか?」
剣に興味があるのか騎士団長は俺の剣を凝視している。
「そうですね刀匠ダンカン作の最上大業物ですよ」
剣を褒められるとすごく嬉しくなる。
「拝見しても?」
「どうぞじっくり見て下さい」
剣をとって団長に渡す、受け取った団長は鞘をしばらく鑑賞すると、ゆっくりと刀身を鞘から引き抜いた。
「おお! 何と美しい姿なんだ、これだけのものには中々お目にかかれませんね!」
絶句し、暫くの間うっとりと剣を鑑賞していた団長は、静かに剣を鞘に戻し、俺にうやうやしく返した。
「いやはや眼福の極みでした、素晴らしい剣ですね」
感動でうまく言葉が出てこないようだ。
「そうでしょう、そうでしょう。私の宝物なんですよ」
剣をべた褒めされいい気持ちになってしまった。
「それに相当数の人を切っているのに刃こぼれ一つしていない、理想の剣です」
団長はさっきまでの柔和な顔をやめて鋭い眼光で俺を直視した。
しかし俺もそれなりに死線をくぐり、肝が座ってきている。
団長の鋭い視線を軽く流して剣をさやごと掲げた。
「この剣は女神イシリス様を守護するための使徒の剣です。女神様の信徒には振るわれることはないでしょう」
イシリス様に感謝の言葉をつぶやき、剣を降ろした。
「あっぱれじゃ、それでこそ女神の使徒じゃ。おい、そこの武人ゆめゆめはかりごとなど考えぬことじゃ、トーヤが許しても我が許さんぞ」
俺の腕ににしがみついて満面の笑みを湛える幼女、しかし次の瞬間には団長を睨みつけオーラを噴出しながら警告を発した。
「もとよりトーヤ殿を陥れるようなことはしません、だから威嚇するのはやめてください」
座席からずり落ち怯える団長に、先程の威厳は微塵も感じられなかった。
ガルド辺境騎士団本部の貴賓室に通された俺と幼女は、特別待遇でもてなしを受けていた。
幼女の肉料理の注文に従い、テーブルいっぱいに肉料理が並べられた。
その料理を文字どおり片っ端から食らい尽くす幼女、見ているだけでお腹が一杯になり、出されたお茶をゆっくりといただいていた。
「トーヤは食べないのか、この肉の骨の部分はなかなかだぞ、歯ごたえ最高じゃ」
ゴリゴリと骨を咀嚼する幼女を見て、世話係の若い騎士見習いの女の子が、顔をひきつらせている。
幼女の食事の咀嚼音を聞きながら、魔の森の騎士団討伐の経緯を説明していった。
俺の説明が団長の調査した情報と限り無く一致したので、俺が魔の森の騎士団を壊滅したことは事実として認められた。
そこからが大変で領主様との謁見の日取りや、報奨金のおよその査定など、丸一日拘束されてしまった。
その間中幼女が肉を食べまくっていたのは、記憶の片隅に閉じ込めておこう。
幼女の正体がエンシェントドラゴンだということはうすうす気づかれていて、騎士団でも幼女のことはタブー扱いになっていた。
肉を食べ飽きると俺の膝の上で丸くなって眠ってしまい、起こすのも可哀想だから一晩騎士団本部で泊まらせてもらった。
翌日遅い時間に目が覚めて、身支度を二人分済ました。
ふと気になってステータス画面を開いた。
[天堂 智也…… 平民 冒険者 レベル15(人間・男・18歳)・スキル…… 中級火魔法 下級水魔法 下級風魔法 下級土魔法 下級白魔法 下級黒魔法 中級無魔法 神級絶対防御 特級鑑定眼 特級異世界言語 神の怒り ドラゴンマスター 女神イシリスの使徒]
レベルが大幅に上がったぞ、そしてやっぱり称号が増えているな。
[ドラゴンマスター…… ドラゴンを従える主。神に近いドラゴンを従えることは、すなわち神の代理人であることの証]
[女神イシリスの使徒…… イシリスの代理人として世界を導く者。世界の動乱期に出現し数々の奇跡を起し、人々を救済する]
案の定すごい言葉が並んでいるな。
これ以上考えても何もわからないから、気にしないことにしよう。
しばらく部屋でくつろいでいると騎士見習いの女の子が呼びに来たので、馬車に乗って領主の城に向かった。
控室でヒラヒラのついた綺麗な服に着替えさせられ、上品な執事に先導されて謁見の間へ案内された。
「辺境都市ガルド冒険者組合所属、トーヤ様と従者エリサ・フレイムタイド様おつきになりました」
ドアの前で執事さんが到着を知らせる。
少しの間の後でゆっくりとドアが開かれた。
中央に赤い絨毯が長細く敷かれてあり、左右に貴族や文官、武官が並んでいる。
下を向いて赤い絨毯沿いに足を運ぶ、幼女は普通に歩いて後ろをついてきている。
部屋の真中付近で片膝を付いてかしこまった。
よそ見をしながら歩いてきた幼女は、俺がしゃがんでいることを気にせずに先に歩いていこうとする。
幼女を抱き寄せその場にかしこまり続ける。
幼女は立ったままキョロキョロと辺りを見ていた。
本来ならすごく無礼なことだが、幼女の正体がエンシェントドラゴンであることを知っている貴族たちは、一言も文句を言わないで目をそらしていた。
「ガルド辺境伯ランスロット・フォン・ドース様、お出ましになられました」
辺境伯が部屋に入ってきた合図を従者が知らせる。
下を向いているので顔はわからないが辺境伯が前の方で話し始めたようだ。
「冒険者トーヤ、こたびの戦働き誠に大儀であった。この辺境伯領を魔の森の騎士団から救ったことあっぱれである。褒美を取らせるので希望を言うがよい」
「伯爵様の意のままに」
一言言ってまた沈黙した
「そうかそれならば報奨金が良かろう、この者に後で報奨金を渡すように」
「御意」
伯爵のお付きの人が一言言って、それだけで謁見は終了した。
少し拍子抜けしたが冒険者相手ではこんなもんだろうな。
報奨金は金貨十枚、金額が多いのか少ないのかはよくわからなかった。
午後から暇になってしまい、ギルドに報告に行った。
俺が扉を開くとギルドの中は騒然となり、フローラさんやタルトちゃん、ベルターさんまで駆けつけてきた。
「トーヤさん、戻ってきたのですね、おかえりなさい」
フローラさんが、温かい笑みで俺を見て手を握ってきた。
「わぁトーヤさんだぁ、おかえりなさい!」
タルトちゃんは勢いよく俺の足に頭からつっこみ、グリグリと頬ずりしてきた。
「こりゃたまげた、英雄様のご帰還だぞ」
ベルターさんはまるで幽霊を見たかのようにびっくりして、パイプを口から落としそうにしている。
周りの冒険者たちも一様に驚いて俺の肩を叩いたり、手を握ったりもみくちゃにされてしまった。
誰かがギルド長を呼んできたみたいだ。
ランドルフさんは俺の顔を見た後、少し怯えてすぐに笑顔になって俺に話しかけてきた。
「よく戻ってくれたな、いろいろ言いたいことはあるだろうが今は言わせてくれ、マール村をそしてこの街を救ってくれてありがとう、君は勇者だ」
大きな手を差し伸べてガッチリと握手をする。
一人蚊帳の外の幼女は、右足に張り付いてタルトちゃんと見つめ合っていた。
「あなたはだぁれ、私はタルトだよ」
左足にしがみついてタルトちゃんが質問する。
「わ、我はトーヤのじゅ、従者じゃエリサ・フレイムタイドじゃ……」
人が多すぎて処理能力が追いつかなくなった幼女は、それだけ言うと俺の足に顔を埋めてしまった。
「そうなのか~仲良くしてね」
顔を半分だけだして周りを見る幼女にタルトちゃんは屈託のない笑顔を向けた。
「うむ仲良しなのじゃ」
小さな手をそっと出し、タルトちゃんと握手をした。
「トーヤ、上で詳しく話を聞かせてくれないか、大筋では聞いているが細かいところはまだなんだ」
少し言い出しにくそうにギルド長が俺を誘ってくる。
マール村救出の件で、いろいろ言いたいことはあったが、気持ちを切り替えて快く承諾した。
ギルド長室のソファーに俺とギルド長、ベルターさんそして今回は幼女が座っていた。
幼女を黙らせるために肉料理をリュックから大量に出しテーブルに並べていく。
ギルド長がびっくりしてのけぞっていた。
魔の森の騎士団討伐の話は、何回も説明しているので要点がまとまっていてギルド長もベルターさんもよく理解してくれた。
説明が一段落した所で、ギルド長が姿勢を正して俺を真っ直ぐに見た。
「トーヤ、君に謝らなくてはならない、マール村を見捨てたこと、君をギルドから追い出したこと、本当にすまなかったこのとおりだ」
ギルド長はテーブルに頭を付けて謝ってきた。
はっきり言って言いたいことは山ほどある。
しかも俺に謝られてもマール村の人達の代わりにはならない、冷静にギルド長に進言した。
「俺自身の事に関してはもう怒ってないですし、正直どうでもいいです。しかしマール村を見捨てたことは俺に謝られても仕方がありません。本当に謝罪したいのであれば、もっと違う方法があると思いますよ。それを考えるのはギルド長だしその他大勢の冒険者たちですよ」
最後に頭を上げるようにそっけなく言っておいた。
気まずい沈黙が場を支配する、見かねたベルターさんが話を変えた。
「そういえばトーヤの今回の働きによりランクアップをしたぞ、これでBランクだおめでとう」
取ってつけたような明るさを出してベルターさんが祝福してくれた。
ギルド長も寂しそうな笑顔で祝福してくれた。
説明を早々に切り上げ一階の受付でギルドカードをフローラさんに更新してもらった。
[辺境都市ガルド冒険者組合所属 トーヤ ランクB]
「はい、これで更新できました。今回でランクBになったから、指名依頼が来る場合がありますよ、わからないことがあったらお姉さんに聞いてね」
ギルドカードを返しながら優しく語りかけてくる、鼻の下が伸び切ってにやけ顔をしていると、お尻を思いっきりつねられた。
「いてぇ! なんだよそんな目で見ないでくれよ」
幼女は冷たい目をして尻っぺたを離さない、絶対防御が発動し一瞬青白く光るが、幼女の細い指が俺のお尻の肉をキリキリとつまみねじった。
ギルドを出て宿屋方面に歩いていくと『イリーナの魔法屋』の前でイリーナさんに偶然会った。
「おや、うちの店の前を素通りなんて、つめたいやつだよ」
本気では言っていないのは目を見ればわかる、イリーナさんはニヤリを笑うと魔法屋の扉を開けて俺たちを中に招いた。
相変わらずの暗い店内をスイスイと奥へ進み所定の椅子に腰掛けた。
「聞いたよ魔の森の騎士団を一人で壊滅させたんだってね、あたしの目に狂いはなかったね」
自分の手柄のように嬉しそうだな。
「今回は魔の森の騎士団のお宝がいっぱい手に入りました。正直イリーナさんでもさばききれないと思いますよ」
そういいながら俺が倒したフォレストジャイアントの魔石や、荷馬車に積んであった色々な魔物の魔石をひとつかみ分出した。
「おお! 見事な魔石だね、どれもこれも良い品物で目移りしてしまいそうだよ」
興奮気味に透かしてみたり、大きさを測ったりしている。
ひとしきり鑑定してから全ての魔石をテーブルに置き、おれの顔を覗き込んだ。
「たしかに一度に全部買い取ることは出来ないね、お主が全部売り払いたいと思うなら、同業者を紹介してやってもいいよ」
「お金が必要になったらまた売りに来ますよ、イリーナさんには良くしてもらっているんで魔石などは独占取引で行きたいと思いますよ」
別にお金に困っていないのでそのうち売れればいいだろう。
「嬉しい事言ってくれるじゃないか、魔道具などで作って欲しいものがあったら遠慮なく言いな、できるだけ要望に添えるものを作ってみせるよ」
その後はイリーナさんが特に欲しいもを譲ったり、俺が気になるものを鑑定してもらって店を後にした。
イリーナさんの店に寄ったついでではないけれど、ダンカンさんの店のも寄っていった。
「こんにちは~ ダンカンさん~」
裏手で金槌の音が聞こえているので、大きな声で呼んでみた。
「トーヤか! 今手が離せんからこっちに来い!」
奥から大きな声が聞こえて、ダンカンさんが裏に呼んでいる。
勝手知ったる『武装商店ダンカン』の店裏に幼女の手を引いて入っていく。
金槌の音が大きくなってきて金床の前にダンカンさんの姿が見えた。
「チョット待ってろ今終わるから」
真剣な表情で金槌を振り下ろし、剣を鍛え上げて炉に投入した。
ふいごを操って炉の温度を調節していく、剣の温度を一定に上げてすばやく水の中へ浸けた。
ジュッと言う音がして剣の温度が急激に下がり、ダンカンさんは満足そうに剣を見た。
「またせたな、ミスリルの剣はどうじゃ? たっぷり試し切りできたんじゃろ?」
笑えない冗談を言ってニヤリと笑う。
「もう手放せませんよ、この剣を取り上げようとするなら、王様でも斬りますよ」
俺も笑えない冗談を返して二人で笑った。
中庭のテーブルに移動して、ダンカンさんはミスリル剣を手にとって細部を調べ始めた。
特に問題が出たわけでもなくすぐに剣を返してくれた。
「問題ないようじゃな、切れ味も落ちてないわい、それより短期間に相当切ったのう、普通は一年ぐらいで手に馴染んでくるんじゃが、そいつはもう完成しとるよ」
ダンカンさんに言わせると、作りたての剣はまだ完成しておらず、長い年月のうちに手に馴染んでくるらしい。
「それはそうですよ魔の森の騎士団っていうならず者達を、少なからず斬り飛ばしてやりましたからね」
剣の鞘を撫でながらマール村の顛末を簡潔に聴かせた。
「なるほどいい話じゃな、ミスリルの剣も役に立って喜んでいるじゃろ」
ダンカンさんも嬉しそうにミスリル剣を見ている。
「ダンカンさん、そのうち装備の方も作って下さい、今回の戦闘で防御力が少し足りない場面があったんですよ」
合唱魔法やドラゴンの一撃などの話をぼかして聴かせた。
「そうかわしの方はいつでもいいぞ、いい素材や具体的に作りたい物があるならいつでも言ってくるんじゃ」
「ありがとうございます、落ち着いたら必ず来ますから、そのときはお願いします」
頭を下げて話を切り上げる。
いつの間にか幼女が寝てしまったので、おんぶして店を後にした。
帰ろう
夕日をバックにゆっくりと石畳の上を歩いていく。
家路に急ぐ子供達が俺の前を横切った、店の売り子が今日最後の商売に精を出し、町の外からは農夫が仕事を終えて家路を急いでいる。
眼の前には『豚の耳亭』の看板がぶら下がる二階建ての木造家屋が、いつもと変わらず立っていた。
つい数日空けただけなのに、しばらくぶりにに帰って来たような気がする。
入ってすぐの一階は酒場になっていて、美人姉妹が元気に給仕をしているはずだ。
俺のことを忘れていたらどうしよう、変な噂が立っていて追い払われてしまうんじゃないか、何も言わず町を出て行ってしまって怒っているかな? 俺の部屋はまだ残っているだろうか? いろいろ考えてしまって中に入る勇気が湧いてこなかった。
三百人の荒くれ者に立ち向かえるのに、美人な姉妹に嫌われるのは怖いのか、いや美人姉妹だからじゃない、異世界に飛ばされて最初に入った扉、ここが俺の家なんだ。
やっと自分の居場所が出来たのに、無くなってしまうのがとても怖かった。
幼女が起きて俺の背中から滑り降りた。
「入らないのか?」
俺の手を握り不思議そうに聞いてくる。
「入るよ……」
一向に動かない俺にじれて、お尻を小さな手で押し始めた。
少しずつ前に押し出されて、扉に近づく。
意を決して扉を手で押し、中に一歩踏み込んだ。
一斉に酒場にいる客が入口を見る。
酒場全体が潮が引くように静かになった。
ソフィアちゃんが俺をみて小さく「あっ」と言った。
後ろ姿のアンナさんがビクッと震えて固まる。
ゆっくりと振り返り、俺の顔を見て目を見開いた。
最初はゆっくり歩き初め、走り出して俺の胸に飛び込んでくる。
アンナさんは俺を抱きしめ顔を胸に埋めて動かない。
俺も腕を回してアンナさんを抱きしめて目をつぶった。
「おかえりなさい」
小さいけどはっきりと言ってくれた。
「アンナさんただいま」
俺の居場所は変わらずにあった。
ここが俺の家、これからもずっとここで暮らそう。
完
これでトーヤの冒険は一区切りつきました。
この後もまだまだ冒険は続きますが、それはまたのお話です。
トーヤとアンナさんの関係も気になりますね、いつかまた物語が動き出したらお会いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。




