表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/30

第12話  ダンジョン

 ミツヒが、レ・ヴィクナムの町を夜に出発して、早歩きで一晩歩き続け、翌日の昼の街道。


「フゥ、歩くと遠いなぁ、ゾルガンの町。馬車なら早朝出れば、夕暮れには着くのに、まだ半分来ていないや。でも、休んでいられないし、がんばろっと」


 ミツヒは、街道を速度を落とさず、早歩きでゾルガンの町に向かっていた。途中数回、商人の馬車や冒険者とすれ違ったが、何事も無く通り過ぎた。魔物も数回見かけたが、魔物が見えない塗り薬を塗っているので、ミツヒには全く気が付いていなかった。

 一度、オークとすれ違った時もあったが何も起きなかった。ミツヒが歩き続け夕方も近くなってきた頃、馬に乗った7人の盗賊がミツヒの後姿を見つけ、盗賊の1人が前に出る。


「親方、獲物がいましたぜ、おあつらえ向きに1人でさぁ」


 もう一人の盗賊も、いやらしく笑いながら前に出る。


「えっへっへっ、俺が一番乗りして、ぶった切ってきますかね」


 ミツヒを狙っているようだ。今のミツヒでは、盗賊にはまず勝てない。最悪は殺されるだろう。1人目の盗賊に切られる。運が良くても傷を負い転がり、後から来た集団に蹂躙されて終わりだ。ミツヒに生き残る道は無い。

 他の盗賊の笑いも出る中、一番強そうな親方は、ミツヒの後姿を見ながら話す。


「馬鹿かお前ら。死ぬぞ、あれは止めておけ」

「なんでですかい、親方」

「俺も分かりませんぜ、親方」

「あの装備を見ろ、皮の鎧にアイアンソードだ」

「それが何か? 弱そうな装備じゃないですかい」

「だからお前たちは馬鹿なんだ。よく考えてみろ。ここから一番近い町でも、レ・ヴィクナムの町だ。あの装備だけで、ここまで1人で歩いて来ているのがおかしいだろ。何か隠しているに違いない。強力な武器か攻撃魔法が無いと、何処からでも攻撃されそうな、あんな無防備な歩き方なんか出来る訳が無い。返り討ちに合うのが関の山だ」

「なるほど、さすが親方ですぜ、おみそれしやした」

「よし、次の獲物を探すぞ」

「「「「 おおっ 」」」」


 別の方角に去って行く盗賊。何か勘違いさせてしまうくらい無防備に歩くミツヒだった。

 辺りが暗くなった頃、疲れが溜まったミツヒは、森の木の陰で隠れてもたれ掛るように座り、数刻だけ深い眠りに着いた。

 深夜、多少疲れが残ってはいるが、睡眠のとれたミツヒは起きると、体力回復のポーションを飲んでまた歩き出す。そして早朝にはゾルガンの町の塀が見えて来た。小走りで入口まで来たミツヒは、検問所の門番に証明書を見せると、問題なく通過出来た。その足でギルドに向かい中に入る。混んではいたが順番を待ち、受付嬢に証明書を見せる。


「やり残した事があったので、もう一度来ました」

「はい、ミツヒさん。登録しました。お気をつけて」


 受付嬢曰く、ミツヒは以前、ダンジョンの10階層から転移して戻ってきているので、ダンジョンの入口にある、帰って来た横穴に入れば10階層に転移出来る。さっそくミツヒはその横穴に行って、魔方陣に入ると、10階層に転移した。

 転移したセーフエリアでミツヒは、もう一度魔物に見えない塗り薬を塗りたくる。マジックバッグから、魔物が嫌うポーションを、すぐに取り出せるように、自作した腰のポーション入れに何本か入れ用意して辺りを見回す。


「まさか本当に、1人でダンジョンに来るとはね。でも、一度ナギアさんに同行してもらった時に、色々と教えてもらったから、ダンジョンに対してはあまり不安は無いな。問題は魔物だけだ。でも、ここまで来たら行くしかない」


 意を決して11階層に入ると、キングアナコンダが向かって来た。


(な、なんだ? あの魔物。デカい蛇だ。6mぐらいあるけど、だ、大丈夫かな)


 一応、剣を構えるミツヒだったが、全くミツヒには目もくれずに横を通り過ぎ去って行った。

 12階層では、体長1.5m程で黒い体をして鋭い強力な牙を持つ、ジャイアントロックアントが十数体現れる。


(うわぁ、なんだか凄いのが沢山来たぞ。デ、デカい蟻だ。そ、そうだ、壁にへばり付こう)


 蜥蜴が岩壁に吸い付くかのように壁にへばり付くミツヒ。ジャイアントロックアントもミツヒには気づかなかった。一度、足がジャイアントロックアントに触れて、ビビったミツヒだったが、問題なかった。

 そして順調に階層を進み20階層まで行くが、ミツヒに対する魔物の反応は全くなく、その効果は絶大だった。

 20階層では、通路を守る長、体長3m程で褐色の色をした、二つの頭を持つ狼、オルトロスが立ち塞がっていたが、恐る恐るオルトロスを見上げながら、横を通り過ぎるミツヒに振り向き、少しだけ鼻を鳴らし、匂いを嗅ぐ動作をしたので、歩く格好のままミツヒが固まる。

しかし、オルトロスは何事も無かったように、そっぽを向いて寝てしまう。問題なく通れると、額から、滝のように汗が噴き出るミツヒがいた。


「うぉー、やっべー、ちょぉーこええ。もう、食べられて死ぬんだ、と思ったよ。犬の魔物こえぇー。今頃足が震えて来た。やっぱり僕には、ダンジョンは向いていないなぁ」


 ミツヒは21階層の手前にあるセーフエリアに入った。中は10階層と同じ造りで、隅の岩の床には魔方陣が描かれていた。ミツヒは、歩き疲れているようだ。


「フゥ、もうグッタリだ。バテバテだよ。町はもう夕方を回っているんじゃないかな。早く進みたいけど体が大事だからな。今日はここで休もう」


 ミツヒは、マジックバッグから、干し肉を取り出すと、勢いよく口に入れ、頬張って食べる。ナギアには「料理した食料も入れる事ができますよ」と言われたが、まだ抵抗があって、干し肉だけを大量に入れてあった。ミツヒは眠りに着くまで考える。


「明日中に、ブレコス草が手に入ればいいけど……焦らずに行こう」


 そして就寝。

 しばらく寝ているつもりのミツヒだったが起き上がり、どのくらい寝たかもわからないので、疲れが取れている事を確認し、体力回復のポーションを飲む。魔物に見えない塗り薬を塗り直しセーフエリアを出ると、21階層のダンジョンを進んだ。途中、ミツヒには全く知らない魔物ばかり、アーマーグリフォンやアリゲーターファング、キラーマウスなどが現れ、ミツヒを見ずに通り過ぎ、時にはすぐ横をすれ違い進んで行った。その都度、震えていたミツヒ。

 ミツヒの目的の場所は29階層。ダンジョンにいる魔物の名前は知らないが、薬草に関する魔物は知っている。そして昔、ブレコス草を調べていたので、エルダーリッチは知っていた。そして、前回このダンジョンに来た時に、エルダーリッチは29階層にいる、とナギアに聞いていたことが役に立った。

 そして順調に進んで行く。


29階層。

 進んで行くミツヒは辺りを見回す。


「この階層がエルダーリッチだよな。奥にいるだろうから、この辺から調べてみよう」


 ミツヒは、ダンジョンの奥に向けて魔法を唱える。


「周囲感知! ブレコス草!」


 周囲には何も反応しなかったが、ダンジョンの奥の方で、小さく微かに淡く光るのが見える。


「もっと奥に行った場所にあるみたいだな。エルダーリッチが居る付近かなぁ。でも良かった。確かにあったよ」


 進んで行くと、29階層の一番奥に、体長2.5m程の黒い服に黒いマントで身を包んだスケルトンのエルダーリッチが立っている。ミツヒは気にせずに進んで行くと、かすかにエルダーリッチが、ミツヒのいる場所に顔を向ける。


「え? 気のせいかな、動いたよ。僕が見えるのか?」


 気にしながらも、さらに進んで、エルダーリッチの立っている場所から、30mほどの所までに行くと、広いエリアになっていた。

 エルダーリッチは、ゆっくりミツヒの立っている方向に向いた。いや、向き直した。それをミツヒが見て確認する。


(や、やばっ、やっぱり動いた。僕が見えるのかな。でも攻撃はしてこないし、気のせいかな。もっと注意して行こう)


 ミツヒは、エルダーリッチの動きに注意しながら横に歩いて行く。エルダーリッチは一点歩遅れて向き直してきた。突然エルダーリッチが動いた。急にファイアボールをミツヒのいる辺りに撃って来た。

 丸く燃え盛る炎の球が、唸りをあげて飛んで来る。

 咄嗟に避けようにも、ミツヒにはそこまでの回避能力は無く、動けなかった。運よくファイアボールは手前の床で轟音と共に弾ける。

 ミツヒに直撃は免れたが両足の膝から下にかするように当たり、当たった部分、全ての皮膚が剥がれ落ち、露出した肉がただれる大火傷を負った。激痛が襲ってくるが、転げまわって逃げるミツヒ。


「ぎゃぁ! イタイッ! 足が! グゥッ! イタイッ! あぁ皮がっ。で、でも逃げないと」


 エルダーリッチは、ミツヒの足が見えたことで反応し、攻撃しようと向かって来た。が、まだ距離もあるので、ミツヒは激痛に耐え、立ち上がると、エルダーリッチと反対に向かって一目散に走り出した。

 皮膚の無い両足から血がにじみ出てくるが、死ぬよりマシだ。と歯を食いしばり、苦痛で顔を歪ませて必死に走り、29階層の入口まで戻って倒れ込んだ。すぐに上半身を起き上がらせ、両足に傷の治る塗り薬を手で塗ると、皮膚が無いので痛みに耐えながら塗る。


「ハァハァ、グッ、痛いよぉ。ハァハァ、ググッ、沁みるよぉ、グゥッ。ハァハァ」


 しかし、効果は抜群で、塗った直後に皮膚が元に戻り、嘘のように痛みも無くなった。エルダーリッチも向かって来ているので、すぐに魔物に見えない塗り薬も塗り直す。ミツヒが見えなくなったのか、エルダーリッチの動きが止まり、少し様子を見ていた素振りだったが、奥に戻って行った。その行動を見て確認する。


「ハァハァ、あの動きは僕が見えていない? ハァハァ、でも、僕は見えないけど、近寄ると、気配がある場所が分かるのかな? フゥ、炎の魔法も直撃じゃなく、手前の床に当ったし。もしかしたら、チャンスはあるかも。怖いけど調べてみよう」


 ミツヒは立ち上がり、もう一度エルダーリッチのいる場所に行き、ある事を試してみる事にした。エルダーリッチの動きに注意して近寄ると、またミツヒのいる場所にかすかに動く。そこで走って反対に行くと、遅れて向き直してくる。


「なるほど、遅れて気配を感じるのかな……怖いけど、走れば何とかなるかも」


 その時点で、ミツヒの膝から下は、素足で肌が露出している。履いていたブーツも前半分が焼け落ちて、使い物にならなかったので裸足だった。しかし決心したミツヒは、右に左にと、端から端まで走りながらエルダーリッチに近寄って行く。ミツヒが、ファイアボールを撃たれてきた辺りに来ると、やはりエルダーリッチは、ファイアボールを撃って来た。

 炎の塊が飛んで来て轟音と共に弾ける。

 当たった場所は、走り回っているミツヒの後ろ、10m程の場所。ミツヒはそれを見て確信し、さらに走りながら近寄り、エルダーリッチは何度も遅れて攻撃魔法を放っている。ミツヒは走りながら考える。


「ハァハァ、チャンスは1回きりかな。フゥフゥ、もう1往復したらやるか」


 ミツヒは、往復してファイヤーボールが放たれた。動作の遅れたエルダーリッチを確認して、一気に向かって行くと、方向と間合いが合いそうになる。エルダーリッチがこっちを向いた瞬間、ミツヒが、魔物が嫌うポーションを投げる動作で、液体を降り掛けた。

 この瓶は、改良してあり、口が大きくなっていて、さらに、遠くへ飛ばせるように投げやすい形なっているので、距離も稼げる。そのまますれ違い、走って離れるミツヒ。ポーションを降り掛けられたエルダーリッチは、断末魔の悲鳴を上げて、煙を上げ、溶けるように消えて行く。

 そして魔石が転がり落ちた。消えたエルダーリッチの場所を見るミツヒ。


「た、倒した? エルダーリッチを倒した? や、やったー! やったよぉ! うっ、う、ううぅ」


 倒れ込んだミツヒは、恐怖と、小石の散らばる岩の床を、走り回って足の裏の皮がはがれた痛みと、倒した嬉しさが入りまじり、しばらく号泣する。落ち着き始めて、足の裏の傷を治し立ち上がると、広い空間に魔法を唱える。


「周囲感知! ブレコス草!」


 壁や岩に淡い光が浮き上がり、袋を取り出し採取を始めるミツヒ。


「ブレコス草は、岩と同色だから探すのは大変だろうな。二度と来ないと思ったのに、本当にコリゴリだから、沢山採って行こう」


 ミツヒは淡い光を頼りに、黙々と採取をして、二つの袋が一杯一杯になったところで終了し、マジックバッグに入れた。目的を達成したミツヒは、エルダーリッチの消滅した場所を見て、落ちている魔石を拾ってマジックバッグに入れると隣に光る物を発見した。

 それは、中型ソードより短く、先の鋭くとがった、スティレットだった。


「エルダーリッチが落としたのかな? 刃もついて無いし、刺すだけの武器って。これじゃ、魔物は倒せないだろ。でも、せっかくだから拾っておこう」


 ミツヒは、スティレットをマジックバッグに入れると、奥の通路を覗き込んで考える。


「20階層まで戻ると1日かかるし、30階層はもっと凄い魔物だろうし、どうしよう」


 少しの時間、奥を覗き込みながら考え、結論が出た。


「よし、魔物を見て、ダメだったら戻ろう。それに、僕が見えないかもしれないからな」


 ミツヒは決心して、最深部の30階層に進んだ。


30階層


 ミツヒが入って行くと、奥に魔物が見える。注意深く観察しながら、ゆっくりとジグザグに歩いて行くが、魔物の反動は無い。


「大丈夫かな? それにしてもあの魔物は何だろう? 竜? 二本足で立っているけど、ドラゴンとも違うし」


 そこには、体長6m程で銀色の鱗で覆われた、3つの竜の頭を持ったヒュドラがいた。奥に行く通路を守るように立っている。3つの頭の下は2m程の首があり、意志が別々にあるのか、不規則に動いている。ミツヒは、ゆっくりとジグザグに徐々に距離を縮めて行くが、ヒュドラの反応は無い。


「あの魔物は僕に反応していないみたいだし、行けるかな。エルダーリッチだけが特別なのかも」


 ミツヒは、少し安心して近寄って行き、ヒュドラと対峙してあと5m程の所まで来た。大丈夫かなと思っていたら……。

 轟音と共に、ミツヒの回りが閃光に包まれた。ミツヒは不意に、一つの竜からブレスを放たれ直撃してしまった。その瞬間、何か金属でも割れたのか? という大きい音がしたが、それよりも、焦ったミツヒは、高純度の魔物が嫌うポーションを、ヒュドラの上半身に投げるように振りまくと、雄叫びの中煙が上り、ヒュドラの頭を溶かし始めた。首が溶け頭が無くなったが、まだ倒れない。すぐにもう一本のポーションも掛けたら倒れたがまだ動いている。最後の1本も降り掛けたら、ヒュドラは動かなくなり、煙と共に消滅した。


「倒したの? 倒したけど、なんで? 僕に何があったの? あれはなんだったの?」


 ミツヒは、ナギアに貰った、身代わりの腕輪に助けられていた。身代わりの腕輪は、即死魔法や、即死に値する怪我や傷を受けた時に1度きり、本人は無傷で、身代わりとなって砕け散る護身用の腕輪だったが、ミツヒはそれを知らない。さらに運が良かったのは、ブレスを受けた後、すぐにポーションを使った事だ。使っていなければ、その直後にもう一度ブレスを受け、消滅していた事だろう。

 ミツヒは、魔石を拾うと、その横にある物が目に入った。拾って見る。


「これ、なんだろう。きれいだな。ドロップしたのかな。小さい鎖の首輪みたいに見えるけど」


 紫色の光沢が綺麗なチェーンで出来ていた。ミツヒは、マジックバグに魔石と一緒にそれも入れた。奥に進むとセーフエリアになっていて、隅には岩の床に魔方陣が描かれている。ミツヒは辺りを見回し、確信を持って魔法を唱える。


「周囲感知!」


 ミツヒの目に淡く光る部分が多数点在して、見に行くと、壁の亀裂や岩の隙間に、保護色となって生えている草があった。その草を見て納得したミツヒは、


「やっぱり推測は合っているみたいだな。この最深部で採取したものが、本当の魔物を寄せ付けない草だったんだ」


 さっそくミツヒは、その草を採取しはじめる。そして、集める事数刻。結局3袋が膨れ上がり、あふれる程集めて、マジックバッグにいれる。これで最後かな、と安心したら今までの疲れが、湧き出るように出て、立っていられずフラついて壁際に倒れる。そのまま、いびきのような疲れた寝息を立てて寝てしまった。

 しばらくして気が付いたミツヒは、セーブエリアを見渡す。


「あれ? いつの間にが寝ちゃったか。でも、疲れもとれたかな。急いで帰ろう」


 体力回復のポーションを一気に飲み干し、一度ダンジョンを眺め、魔方陣に入った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ