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その6〜その10
6.ふと、振り返るあの道で。見つけた花は懐かしく、後ろ髪ひかれる思いで歩き続ける。
いつか自信をもって手を伸ばせるその日まで
『地平線』
────心残りがありますか?
ても、今だけは前を向いてみませんか?
7.白紙のノートは何も無い、白紙の心は短絡だ、白紙の表情は冷たい顔だ────
でも、白紙の空はこの上なく美しい
『飛行機雲』
────純粋に生きてみてはみてはどうですか?
8.熱い暑い篤い、どうして俺は生きるのか? それは空があるから────……俺が飛びたいからだ
『飛行機雲』
────時には欲求を解放してみましょう。そしたら、あなたの核が見えるかな?
9.空を見上げる
君はあれを雲だと言う、君はあれを青だと言う、君はあれを飛行機だと言う────俺はあれを星と言う
『飛行機雲』
────先の、先の、そのまた先。常に人の先を見ていますか?
10.満月の夜に空にその姿は浮かび上がる。
嗚呼何処に飛ぶのか、何処に散るのか────……何処に咲かせるか
『飛行機雲』
────無くなるだけが世界ではありません。無くなる分だけ、生まれるものがあるのです。