表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小説家どころか、駄文書きにすらなれない自分を変える為には(提案編)

あくまでも、素人考えです。

エッセイなるもののお作法は解りませんが、お手柔らかに御願いします。

とつぜんですが、

ある日ふと自分はこのサイトに載せられている素敵な小説の数々をよんで、自分も小説を書きたい!と思うようになりました。



けど、自分には才能がないようで。


そもそも、日本に生まれ、住んでいるのに、日本語不自由なのだな、と実感する始末。


自分はきっと小説なんて難しいもの書けないんだろうな、と諦める事にしたのです。



けれど、ふと思った。


あれ。自分、全然訓練せずに書き始めて、何を諦めようとしたのだろう、と。


どんなプロでもはじめは素人だった時間があったはず。

そう気付いたのです。


自分はまだ人に誇れるような作品を一つとして仕上げていません。


けれど、少しだけ足掻いてみようと思うのです。



そんな自分があがいてみた一つの方法と、その時実感したことを綴ろうと思います。



もし、物語を書いてみたくて、でも、二の足を踏んでしまっている方、


書いてはいるけど、自分とおんなじように諦めかけている方、


そんな方々の心を少しでも前向きに出来ればと願います。


また、自分は、こんなことをして文章力をあげたよー!!というかたがおられたら、アドバイスをいただけたら、とても嬉しいです。



あ、ちなみに、この文章はもう物語なんかを書き上げたことのある方にはあまり意味のないものかもしれないです。

あくまで、二の足を踏んでいるかた向きかな、と思いますので、


『そんなん、態々書くほどのことじゃないし!』とか、

『その程度で足掻いてるとか言うな!』など、

言われてしまうと、一寸だけ切なくなってしまいますので、出来れば、そう言うかたは、生ぬるく鼻で笑ってそっとバックボタンをクリックしていただければな、と思います。










何かを書くに当たり、最も自分に足りないものは、描写力と感じました。


物語を書きたいと思っている方の殆どは、

『自分の考えたキャラクターを動かしたい』

『思い付いたとっておきなエピソードを、読んでもらいたい』

『こんな世界観・設定を描きたい』

など、書きたい事柄は割りとたくさん浮かんでくるのじゃないかな?と思います。


けど、それをどう纏めて表現すれば良いのかという話になると、頭を抱えたくなってしまいません?


それを解消しようとした足掻きである自己流訓練方法をご紹介します。



表現力を広げるためには、沢山の本を読め、

ジャンル、作風、媒体問わず読み込めば自ずと道は拓ける。


…………なんて、アドバイスを貰ったことがあります。


いや、まあ、ごもっともですよ。

いろんな人の考えや視点の表現法を勉強する為には、一番手っ取り早いし、効果的な方法だと思います。


自分も、実際そうすることで得たものはかなり大きいです。

オススメの勉強法の一つですが、

何分、時間がないときにはできないことが多い。


この不景気、仕事に追われる方もいれば、主婦の方も家事やご近所付き合いにと結構暇を見つけるのが大変、学生さんだって、勉強に部活、人によってはアルバイトと忙しない。


時間は有限。

人間健康を損なわないため、人生の半分は寝て過ごさなきゃいけなくて、尚且つ社会と関わるためには、果たさなくてはいけない仕事や勉強等の義務で、更に半分以上の時間を消費しなきゃいけないんだから、純粋に自分のために使える時間って本当、結構少ないですよね。


そんな大切な時間を、いくら文章力アップのためとはいえ、余り沢山は使うのは勿体ないな、と思う人も多いかもしれません。


勿論、語録を増やすために絶対色んな文章を読むことは前提の上ではありますが、それでも、時短にはなる訓練なので、もしそこいら辺りで悩んでいる方が居られたら、試しにやってみてください。


ひまがない。それならば、


暇じゃない時間を!

描写力の訓練に使えば良いんですよ!


例えば、通勤通学、あるいはお買い物中でもよいです。


ぱっ、と目についた人、ものをスレ違うまでに脳内描写する。


これ、結構いいです。


最初のうちは、箇条書きで特徴を思い浮かべる。


・女の人

・髪が長い

・薄化粧

・ベージュの上着、ワンピースにショートブーツ

・ややぽっちゃり

・足音が大きい

・ジャスミンの香水の臭い


など、


まあ、スレ違うまでできうる限り特徴を思い浮かべる。

例えば、上のような表現をしましたが、『ややぽっちゃり』の欄を『すこしふくよか』と表現すると、印象が違いますよね。ダイレクトに『ちょいデブ』っていうと、また違う感じです。


生活圏をコロコロ変えるような人じゃなければ、おんなじ人やおんなじものを目にする機会も多いでしょう。


なんなら、テレビの芸能人でも良いと思いますよ。

その人が画面に写っている間、と限定すれば良いと思います。


そうやって、自分がみた人やものを自分が納得できるくらいにしっくり表現を出来たら、ガッツポーズをしても良いのではないでしょうか?

その感覚を自分の表現したい世界やキャラクターに当てはめれば、少しは厚みが出てくると思います。



スレ違うまでと限定したのは、無駄な描写を省く訓練にもなるからです。


スレ違うまでに特徴をしっかり目で捉えれる範囲としては、マサイ族のような驚異的な視力の持ち主でない限り、時間にして精々長くて一分程度、短ければ数秒間でしょう。


その限られた時間でその人物、ものをどう効果的に分かりやすく最小限に短い言葉で表現できるかの訓練になるんです。


書き手としての自分は全てをこと細かく書き連ねたくなりますよね?自分の大切なキャラクターですもの。設定、世界ですもの!


でも、読んでくださる方にとっては分かりやすいことに越したことはありません。


昔言われたのですが、

『本当に頭のいい人というのは、難しいことを、どんな相手にも簡単に説明できる人のことだ』

…………そうなので。

うん。確かに、と思います。


自分だけがわかっていればよい訳じゃないし、相手も、つらつら長い説明をされても最後まで集中力が続かないでしょう。

最悪、確実に読んでもらいたかった箇所を読み飛ばされてしまう危険性もあります。


ので、簡潔に分かりやすく!


の為には、時間を限定して訓練は効果的ですよ!




そして、それになれたら、今度は、箇条書きを文章に直して脳内描写する練習に入ります。


『目の前から、女性らしい長い黒髪を揺らしながら、ふっくらとした体型の女が歩いてくる。

やや地味めなベージュの色合いの上着はその薄化粧とに似合いだが、やや派手目なワンピースとヒールの高いショートブーツは彼女の隠された色気を引き出すかのようだ。

すこし苛立つかのように足音を高らかにならしながらすれ違う彼女からは、馴染みのあるポピュラーな花の香りがした』


先の箇条書きの女性とすれ違うまでの脳内描写はこんな感じになります。

あまり上手くはありませんが、自分はその女性とすれ違うまで、これくらいの表現を大体10秒から20秒の間で脳内描写出来るようになりました。


勘の良い方なら、もっとうまく簡潔に表現できるかも知れませんね。


因みに自分は、この訓練を始める前は、美少女ヒロインとかの描写は『芸能人と並べても劣らない可愛い容姿』

位の描写力しかありませんでした。ポンコツです。…………どの枠の芸能人だよ。女優やアイドルやモデルだったとしても、色んな魅力な人がいるでしょうに……。


ほんと、もう、こんな表現力で何を書こうとしたやら、恥ずかしい限りです。



捕捉ではありますが、最初から全てを文章化するのではなくて、箇条書き捕捉説明から始めるとやり易い気がします。



『髪が長い』→

『どんな風に、または、どういう様子の長さなのか』→

『女性らしい』長い『黒髪』と肉付けしました。


これに、「揺らす」と足すことで、彼女が動いていることを表現出来ます。


また、位置関係を示すために、『目の前』から『歩いてくる』とし、更にそのひとの特徴の一つ『ふっくらとした体型の』とつけて、その様子を映像としてイメージをしやすくしました。


と、このように少しずつ描写を増やせるようにしていけば、その人物、ものを主軸に文章を組み立てる練習が出来ます。

それと、出来れば、見た目だけでなくその他の五感をを利用した表現を使うとリアリティーが出るのではと推測しましたので、それも気をつけて訓練すると良いかもしれないです。

香ったり、触り心地だったり、音とかですね。



同じ要領で、今度は人やものではなくて、出来事を

脳内描写してみます。


例えば、同僚やクラスメイトが上司や先生にしかられてるシーン。


どんな場所で、何で怒られているか、その時の二人の様子はどうか、


気分は同時通訳です。



そうして、できうる限りの日々の生活の全てを脳内文章化すると、普段はなんと無しに見過ごしてきたことにも気付けて、自分は結構楽しかったです。



と、まあ、自分はこんな風に少しだけ文章表現をアップすることができましたが、あくまで、これは自己流ですので、もしかしたら、効果ない方も多いかもですが、それでも、諦めようとしたり、悩んでいるのなら、お話を書いてほしいと思ってこんな駄文を書いている次第なのです。


もしかしたら、それはなにものにも及ばないような名作になるかもしれないのですから。


自分はこの世界にもっと素敵な物語や文章が増えてくれれば良いと思うので、まずは始めてみませんか。


やってみないと、解らないですよ?






さいごに、


この訓練の弊害として、あんまりじろじろ知らない人を見つめていると不審者扱いされる可能性があるので、もしも試して見ようと思われたかたがいたは注意してください。


あくまでさりげなく目の端に捉えるようにするのがポイントです★




それと、集中しすぎて危険な目に合わないようにしてください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] なるほど・・・何気ない暮らしの中でも、意識すれば描写力をつけていくことが出来るのですね。 道を歩く時などに、私も実践してみようと思いました。車にだけは轢かれないよう気をつけながら・・・
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ