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人外達の愛しい子[仮]  作者: 零月
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第2話

琥珀色の髪と空色の瞳を持つ子供と白銀の髪と金色の瞳を持つ青年が手を繋いで歩いていた

はたから見れば、歳の少し離れた兄弟にしか見えない

しかし、青年の方は竜の中でも特に長生きしている最古の竜の一人、白の竜王である

なら、手を繋いでいる子供も竜と思うだろうが、子供は人間である


この世界の者達がその事を知ったら驚くだろう

“なぜ”と…理由は竜が人嫌いの種族として知られているからである

ならば何故、竜が人の子と共にいるか……それは、10年前に遡る



ある女性が森の中を歩いていた

女性はとても森の中を歩くような服装ではなく、その手には生まれて1年くらいの小さな子供

女性は眠っている子供を木の根本まで持って行きそこに置いた


「……ごめんなさい、カグラ」


という短い別れの言葉を残して女性はその場を去っていった


それから、日が沈んでいく時間になった頃子供は目を覚ました

そして、そこに母の姿を見つけることが出来なかった子供は大きな声で泣きはじめた

子供は声がかれるまで泣いた

そこへ、小さな精霊が飛んできて鈴の音の様な声で言った


『どうしたの?苦しい?痛いの?寂しいの?寂しいのなら私の友達と新しい家族になれる人を連れてきてあげる』


からと言って精霊は森の奥へと飛んでいってしまった

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