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思春期の独り言  作者: NARU
5/32

5.やさしい先輩  ①

 バイト頑張(がんば)りまくって()めたお金で、免許(めんきょ)とって、バイク()った。

 ま、(げん)チャリ免許と中古(ちゅうこ)原チャリだけど。

 それでも俺の最高(さいこう)相棒(あいぼう)だった。

 (すこ)しカスタマイズして、唯一無二(ゆいつむに)の相棒。

 毎日(まいにち)のように乗り(まわ)してた。


 その(ころ)、ひょんなことから()()った先輩(せんぱい)がいて、すごく(やさ)しい人だった。


 5(さい)年上(としうえ)のやさしい先輩は、(いろ)んなことを知ってるし、大きな(ゆめ)()っていた。

 やさしい先輩と(はな)すのは(たの)しかった。

 自分(じぶん)(なん)でもできるような()がして、気持ちが高揚(こうよう)した。

 毎日のように電話(でんわ)したり、(あそ)んだりした。

 ()うと、いつもうどんを(おご)ってくれた。

 そして、夢を(かた)ってくれた。


 「自分の会社(かいしゃ)を立ち上げようと思ってる。

  今、着々(ちゃくちゃく)準備(じゅんび)(すすめ)めてる。

  一人(ひとり)全部(ぜんぶ)やるつもりだけど・・・

  おまえ、もし興味(きょうみ)あるなら俺と一緒に会社やってみるか?」


 ワクワクした。いつか自分で事業(じぎょう)()こして金持ち(かねもち)になりたいと思ってたから。

 それを実現(じつげん)しようとしている人が目の前にいると思うと、興奮(こうふん)した。 


 「一緒にやりたい!」


 それから、二人でとにかく(はたら)いた。資金(しきん)()めるために。

 それから、(すこ)問題(もんだい)もあった。


 やさしい先輩には借金(しゃっきん)があった・・・・・



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