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4-10 高速馬車、乗り換え

3/31まだ習得していない〈精神耐性〉スキルが出ていたので、ここで習得したことにしました。

 しばらく眠ったあと、ふと目が覚めてデルフィのほうを見たら、口半開きでヨダレ垂らしながら寝てた。

 うん、こんなちょっと残念な姿も、尊いな……。

 

 さてと、眠気はなくなったもののデルフィを起こすわけにもいかないし、暇つぶしがてらステータス確認でもしとこうか。


――――――――

名前:山岡勝介

職業:魔道剣士

レベル:19


HP:978

MP:1829


物攻:C+(C+)

魔攻:B(B)

物防:D+(D)

魔防:D+(D+)

体力:C-

精神力:C-

魔力:C+

賢さ:D+

素早さ:E+(E+)

器用さ:E+

運:E


【所持金】

現金:165G

カード:288G


【装備】

革のベスト(ゴブリン):物防G /魔防G-

革のジャケット(オーク):物防F- /魔防G+

革のズボン(ゴブリン):物防G+ /魔防G-

蜘蛛糸のシャツ(Gスパイダー):物防G /魔防G

革のショートブーツ(Gボア):物攻G- /物防G /魔防G- /素早さDOWN


【所持アイテム】

革の巾着

歯ブラシ

洗口液

傷用軟膏

タオル

枯霊木の杖:物攻G- /魔攻F /魔術効率UP /魔術詠唱短縮



【称号】

Eランク冒険者

Eランク魔術士

Fランク治療士

エムゼタシンテ・ダンジョン5階層制覇

薬草採取士:薬草判別効率UP /薬草採取効率UP

魔道士:魔術効率UP /魔法効率UP /魔攻UP /魔力UP

魔道剣士:攻撃系戦闘付与魔術効率UP

解体講座修了者:解体効率UP

基礎魔道講座修了者:魔術効率UP

攻撃魔術基本講座修了者:攻撃魔術効率UP /攻撃魔術詠唱短縮

基礎戦闘訓練修了者:戦闘術系スキル習得率UP /戦闘術系スキル成長率UP


【スキル】SP:25,642

稲荷の加護

言語理解

細剣術:Lv6

射撃:Lv1

無魔法:Lv3

炎魔術:Lv2

氷魔術Lv:2

雷魔術:Lv2

無魔術:Lv4

聖魔術:Lv3

生活魔術:Lv3

魔力感知:Lv5

魔力操作:Lv5

気配察知:Lv5

気配隠匿:Lv4

採取:Lv3

草刈鎌術:Lv2

野鋏術:Lv2

掬鋤術:Lv2

解体術:Lv5

恐怖耐性:Lv2

毒耐性:Lv1

気絶耐性:Lv2

酔い耐性:Lv1

空腹耐性:Lv5


【スタート地点】

トマセの街 北門前

572/08/09

03:010:35

――――――――


 よしよし、順調にレベルは上がってるぞ。

 金のほうは借金を返済してるから、全然貯まんないけど。

 ちなみに武器防具は収納庫にしまってます。


 しかしあれだね、魔術系のスキルはいくら使っても、スキルレベル上がらないんだね。

 どうやら魔術系のスキルレベルは習得魔術数で決まってるらしく、SPを使っても上げられないみたい。


 SPはだいぶ貯まってきたな。

 たぶん10階層到達前には目標達成できそうだわ。


 おっと、そろそろ乗り換えだな。


「デルフィ……デルフィ……!」

「……んぁ」


 声をかけても起きないので、恐る恐る肩を叩いたりしたけど、一向に起きる気配がない。


「乗り換えだよ、起きて」

「うーん……」


 揺すっても起きないし、軽くほっぺたを叩いたりしても、ちょっと唸るだけでまったく起きる気配がない。

 デルフィのほっぺたは柔らかくて温かいけど、非常に残念ながら堪能している余裕はない。


「しょうがない……失礼します……!」


 聞こえてなんていないだろうけど、俺はひと言断りをいれて、彼女の腋の下から手を入れ,背中に腕を回した。

 革張りのシートに密着した背中は、ほんのりと汗ばんでいて、高まった体温と湿気とが腕に伝わってくる。

 この感覚は……やばい!

 ほとんど抱きつくような格好になっているので、首筋に顔が近づき、そこからデルフィの匂いが漂ってきた。

 やばい理性が……!

 素数を数えて落ち着くんだ!


「2、3、5、7、9……」


 あ、9は3で割り切れるか……。

 次は13? いやその前に11? ……ええいここは日本人らしくお経で対処だ!


「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時……」


 口の中で般若心経を唱えていると〈精神耐性〉スキルを習得した。

 さすがお経。


「んふぅ……」


 なんとか落ち着きを取り戻したところに、ふたたび温かい吐息と甘酸っぱい匂いが……あ、スキルレベルがひとつ上がった。


「起こしますよー」


 〈精神耐性〉のスキルレベルが上がったことで、少し冷静になれた俺は、一応声をかけて反応がないのを確認し、彼女を抱えおこした。


「よいせ……っと」


 腕にかかる重みが、なんともいえず心地いい。


「んぅ……」


 抱え起こして立たせてみると、多少目覚めたのか、自分の力で立っていられるようなので、とりあえず彼女から離れた。

 ゆらゆらと小さく揺れているけど、倒れるようなことはなさそうだ。

 目は半分閉じたままだけど。


「なぁに……? どこ……?」

「乗り換え。行くよ?」

「ん……」


 まだ寝ぼけてるようだけど、引っ張ればヨタヨタと歩くので、とりあえず手を取り、歩いていく。

 はぁ、やっぱ尊いなぁ……。


 手を引いて歩くため、少し強めに握ると、彼女のほうから握り返してくれて、ドキッとした。

 振り返ると、半分寝てたけどね。

 握ったデルフィの手は、温かくて柔らかかったよ。

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