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  作者: なたね
1/3

例えばのハナシ。こんな舞台で

かなりの見切り発車で作ってるので先行き不安ですが、ともあれカタチとして残していきたいなーということで投稿です。


 大きな剣を握った男の死体があった。


 一瞬、それが真っ赤に染まった岩なのかと思うくらいに返り血を浴び、不気味なほどに輝く両目は死してなお、目の前の獲物を捉えて放さない。


 男の名前は、アーサー・キングダム。


 突き立てた大剣を中心として、広くを支配した暴力の王。


 故に、国の滅びとともに命を失う。


 それは、王の義務だ。


 国とは王のものであり、王は国そのもの。


 国が滅びない限り、王は命を落とすことはない。


 私の父にとって、その(くに)がレドネリアであったという、ただそれだけのことなのだ。



「姫様!もうこの地は……、この国には、いてはなりません!」


 後ろで声が、聞き慣れた従者(ミーネ)の声が私にむかって叫ぶ。


 それは、


「今や、我々に居場所など無いのです!」


 つまり、


「レドネリアは……、永遠帝国は、滅んだのです……!」



 私たちの国が、焼けていた。


 すぐそこまで、私の目の前で動かなくなった父と、その傍らで無様に転がって死んでいる若者(えいゆう)から肉の焦げた悪臭が漂う。




「ミーネ」


 かすれた声で後ろに尋ねる。



「はい。私はそばにいます」



「ええ、ありがとう。…………行きましょう」



 あえて"どこ"とは聞かなかった。


 ただ、その地が決して、私の愛したレドネリアではない。その事実のみわかれば十分なのだから。


「私たちだけでも、父の意志を最期まで守り抜かなくては」



 ここが私の生まれた王宮であったのだから、最後の逃げ道(こどものあそびば)に入ることは父と話すよりも、ずっとずっと簡単だ。


 

とりあえず三本作ったところまで一括で投稿しているので、もしよければそちらも。

いろいろと評価コメント等いただけるなら幸いです。


 内容的には”生活”、”関係”それと”冒険”の要素を入れてやっていきたいと思っていますが、どーしますかねこれ。

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