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街に着いた。臭いけど

三日目、最終日の旅も終わってリルドルの街に着いた。


ん?いきなり着いたって?いや、今日の旅とくに何もなかったし、牧歌的なのんびりした旅だったよ。


時間は午後5時前。今馬車は北門という城門に並んでいる。並んでると言ってもこの馬車の前には馬車が10数台と農民みたいな人が数人だけ。

そう時間もかからずに中に入れるだろうと日時計を見ながらウインが言ってたので、明るい時間には宿を探すことができるだろう。


リルドルの街は、オイエン伯爵領第2の都市で子爵のなんとかって人が代理で統治を任されている畑に囲まれた長閑な城塞都市だ。


日中に話した通り、今日はとりあえず宿屋に泊まり、明朝ヴィルシーとうちの家族で神殿に行き仕事と借家を決める流れだ。俺は数年は神殿に住み込みになるだろうとの事。神殿か。


神殿と言えば、この街に神殿は一ヶ所しかない。

その神殿では主神のリボットと農業神のタリアート、水神のヒースタの3柱が祀られているらしい。

大都市に行けば商業メインの神殿があったり鍛冶の神殿があったりするらしいが、この街は農業主体の街で川側ゆえ水害に悩まされてた事から主神農業神水神を祀ることになったのだとヴィルシーは言ってた。俺よく覚えてた凄い!神様の名前あってるか微妙だけど。


原始的なやり方でセメント作ってる動画みてたらこの馬車の入門検査の順番になった。って言ってもすぐに終わった。ウインが一言二言話してうちの家族とラルフが兵士に顔をみせて終了。


なんかウイン達は信頼されてるっぽいって事はわかった。他の馬車みたいに荷物調べられてなかったしね。まぁ、どうでもいい。


ーーー


ウインの横に座り俺は街並みを眺めている。


やっぱ都会はすげぇーなー。臭いけど。

建物多いし、5階建の建物もある。臭いけど。

飯時だってのに人も結構通りを歩いてる。あー今日から俺もシティボーイかー。バッドスメルだけど。


臭いのも問題だけど、今の俺には神殿のほうが億万倍重要だ。ヴィルシー曰く、悪い扱いは受けないらしいが(聖痕くれたのが悪神だった場合除く)。中世で神殿って悪い予感しかしない。でっぷりした神官に掘られるとか本当嫌だからな。頼むよ。



北門からのメイン通りを進み右手に曲がり少し進んだところで馬車は停まる。どうやら目的の宿屋に着いたらしい。


ウインが中に入り少しすると出てくる。どうやらオーケーらしい。


ここに泊まるのはうちの家族だけのはずだったのだが、ヴィナーシャと離れたくないヴィルシーも泊まると言い出したので2部屋借りることになった。ヴィルシーにはうちの家族の生活が安定するまで力を貸して貰うので否はない。よろしければわたくし、舌でしたをご奉仕もいたしましょう(ゲス顔)


ウイン、ライネルに礼を言い宿屋へ入り部屋へと進む。



この世界の料理はビミョー。この宿屋で出された料理とうちの村で食べてた料理に大差ない。ヴィルシーに聞いてみたところどこでも大体こんな感じらしい。基本的にパンか粥、スープ、魚か魔獣の肉。味付けは塩かサッペ(香草)かラウカ(木の実)かジージャ(植物の根)か酢。料理のバリエーションも乏しいらしい。がっかりだ。ゴーグル先生に調べてもらって異世界料理革命でも起こすか?まぁ、無理か。料理も慣れたし機会があれば、何かしらのアクションおこそう。



食事も終わり部屋に戻る、すぐ暗くなるだろうから今日はもう寝る事になる、異世界は暗くなると寝る時間なのだ。おやすみなさい。どうか神殿が良いところでありますように。

ぶっれぶれブレにブレまくってますが頑張ります

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