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冷酷王の愛娘  作者: 水無月 撫子
第三章 ティアと母シェルリア
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    7話 歓迎と出会い


ごめんなさい(汗)

今日は水曜ではありませんでした……

また、ティア様に怒られてしまいます

(´;ω;`)






「あぁ……これがファンベルツィア…」


 一面に広がる美しい草原、それを越えた先には海が見える。

 花々が咲き誇り、動物たちが野原をかける。


「なんて、美しい国なの……」


 ほぅ……と私の口から息が漏れる。

 ここが母の故郷。ここが私の____


「ルピア最初の村が……っん!?」

「どうかしたの?………えぇぇっっ!?!?」


 村の入り口に立つ大勢の人、人、人!!!


 手には小さなリゼアイリアの国旗と、私の象徴花『ルピア・ティア・ローズ』の旗を振っている。

 横断幕には『歓迎』の文字。



 馬車はどんどん入り口の人垣に向かっていく。


「ルピアナティア殿下ぁぁ!!おかえりなさいませ!!」

「ルピアナティア殿下!!」

「殿下ぁぁぁぁ!!!おかえりなさいーーー!!!」


 すごい歓声だ。

 馬車の窓から顔を出し、集まってくれた人たちに笑顔で手を降る。


「ぎゃゃぁぁぁ!!私に!私に!手を降ってくださったわ!!」

「ちげぇよ!俺にだ!!!」

「きゃぁぁぁ!___姫がお帰りだわぁぁ!!!」

「我らが___姫よ!おかえりなさいませ!!!」



「すごい人気だなぁ。こっちでは、___姫の姿絵は大人気で店頭に並んだ瞬間即完売だとさ。まぁ、リゼアイリアでも同じだけどな」

「私は娯楽に寛容な王女なのよ」


 サービス精神旺盛に馬車の中から民たちに笑顔で手を降る。

 セドは静かに周りを警戒していたが、襲撃されるような自体は起こらず王都へと順調に進んだ。


 ちなみに王都までに通り過ぎた領地でも同じように歓迎された。素直にありがたいことだ、とセドも笑みをこぼしていた。


 そして、王都では…………




「おかえりなさいませ。ファンベルツィアの()()()()、ルピアナティア殿下」


「お久しぶりですわね。ファンベルツィア宰相、エルメス公爵」


 久しぶりに顔を合わせた、いかにも紳士な風貌のオジサマ、ネイセント・エルメス公爵。


 なんと、王都の入り口で自ら待っていてくれたのだ。ファンベルツィアは入り口で人を出迎えるのが流行っているのか……。というか、一国の宰相がこんなとこにいてもいいのだろうか……?


 ふと、うちのいつも私に叫びながら飛び込んでくる空色頭のアホの顔が、チラついたが完全無視を決め込んだ。


 エルメス公爵とちょっとした世間話(それとない情報交換)をしつつ楽しく会話をさせてもらった。

 早速王宮に向かおうということで、公爵のエスコートを受け馬車に乗り込んだのだった。





「誕生祭以来だな、我が愛しの孫娘ルピアナティア・ロゼリア・ロズマリン王太子よ」

「お久しゅうございます、リシェウス・ファンベルツィア国王陛下」

「堅苦しい挨拶はここらへんにしておこう。なぁ、フィーナ」

「えぇ、その通りね。ティア様、畏まらなくていいのよ?ここは、あなたの第二の故郷でもあるのだから」

「ありがとうございます」


 ダンディーなお祖父様の横で少女のように愛くるしいお祖母様がふわりと微笑んでいます。そして、あの人も


「あぁ…あぁ!!シェリー!!!」


 ガシッッッ!!


 逞しい腕の中に囚われた私……

 セドが若干動いていたが咄嗟に手で制した。


 この人が私に危害を加えることは、きっと天と地がひっくり返ったとしてもありえないだろうから。


「ダ、ダイス!!??」

「ダイス!お待ちなさい!その子はティア様よ!」


 いつも冷静沈着なお祖父様とお祖母様が慌てている。


「知ってる、知ってるよ!!あぁ、でもなんてそっくりなんだ。ルピアナティア王太子殿下、ティア様とお呼びしても?」


 ほんとこの人、お祖母様にそっくりだわ…。

 いや、性格が……とかじゃなくて、なんというか雰囲気とかそういうところから。


「もちろんです。敬称など付けずに気軽にティアと…。あの、ダイス王太子殿下で間違いないでしょうか」

「あぁ、そうだよ。気軽にディーとでも呼んでいいんだからね」

「で、では……。ディー伯父様」

「あぁ、可愛い!なんて可愛いんだ!!!本当に、本当に、シェリー……君のお母様に、そっくりだ……」


 はらはらと泣き出すディー伯父様。えっ!?どうしよう!!


「ダイス!やめなさい、まったく!いい歳したおっさんが美少女に抱きついて泣くなんて気持ち悪い!」


 あぁ、嫌だわ!とお祖母様……

 お、お祖母様…ディー伯父様には辛口なのね。


 私は激甘なお祖母様しか見たことがなかったので少々驚愕していた私。

 口には決っして出さなかったが、どうやら顔に出ていたようで、伯父様が耐えかねたように笑い出した。


「ははは。驚いたかい?母上は昔からシェリーとティアにだけ甘いんだよ?」


 うーーん、なんとなくお祖母様は気の強い方だなぁ、とはうちのお父様との闘いでうすうす気づいていたけど……


 ふと見上げるとディー伯父様の紫色の瞳とかち合った。


「あ……」


 察しがいいらしい……。ディー伯父様は、ふわっと寂しげに笑った。






次の投稿は1月22日(水)です!


今度こそ!水曜日に!!(。・ω・。)ノ♡



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