表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旅のお供に幼兵はいかがですか?  作者: アマガサ。
旅のお供に幼兵はいかがですか?
86/119

第86話 緊急。

「いやぁ美味かった。ごちそうさま」


「お粗末様です」


家に帰り、フォーナが作っておいてくれた夕食を済ます。

さて...明日は幼兵供に連絡取れてないし、どうしようか...


「エイトさんっ!!!エイトさんっっ!!!」


「!?」


そんな事を考えていると、突如玄関のドアが乱暴に叩かれ始めた。

同時に、聞き覚えのある声が響く。


「この声.....」


椅子から立ち上がり、玄関へ向かう。


「あっ!!エイトさん!!!大変です!!!」


「ん......」


「やっぱりお前らか。わかった、聞くから落ち着け」


ドアを開けると、焦りに焦った様子のソアラとアルトの姿があった。

んん....アルトは多分焦ってる...と思う。

だって無表情だからわかんないもん。


「はい....はい...!!と、とりあえずこれ!!読んでください!!」


「ん....なんだこれ?」


ソアラから手渡された小さな紙切れを受け取る。

小さな文字が書かれており、それがリースの置き手紙であるとなんとなく分かった。


「.................クソ、アイツ....」


内容を見て、とりあえず俺も焦り始めた。

マズイ、非常にマズイ。

下手したらリースが死んじまう...,,


「状況は分かった。お前ら二人は俺の家で待ってろ。......いいな、これはー」


「一刻を争うんですよね、分かってます。エイトさんだけのが早いですし、すぐに....行ってあげて下さい....」


少し落ち着いた様子のソアラ、今度は泣きそうな顔で俺を見上げてくる。

状況をよく理解してくれているようで助かるな。


「フォーナ、こいつら見ててくれるか?」


「もちろんです、けど、もう遅いですし....」


玄関に来ていたフォーナに話しかける。

.....そうだよな....確かに今日はフォーナに負担を掛け過ぎた。


「.....じゃあ今日は泊まってっていいから」


「時刻なんてどうでもいいですよね、もちろん引き受けます」


物分かりが良くて助かるぜ。

俺はダッシュで二階に駆け上がり、財布と武器を引っ掴むと、出掛ける準備を整えた。


「金は....足りるな。そんじゃあ、すぐに戻ってくるから、待ってろよ」


「お夜食作って待ってますね〜」


「エイトさん、絶対帰ってきてください....」


「ん.....」


ソアラとアルトをフォーナに預け、俺は夜の街へ繰り出して行った。

手に持った紙切れを握りしめる。

リース....バカな事しやがって.....



ーダンジョンに行ってきます。

行ってもフロアキーパーのいる場所は避けるし、進めてもフロア5で帰る予定です。


ー誰にも言わないでください。

特に、エイトには。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ