表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旅のお供に幼兵はいかがですか?  作者: アマガサ。
旅のお供に幼兵はいかがですか?
83/119

第83話 バイク。

村を出て1時間弱、ずっと歩きっぱなしである。

あーしんど。


「悪いな、結構歩かせて」


「ホントだわ、あと休日返せ」


俺が少しイラつき始めた頃、遠くから何か大きな音が聞こえて来た。

何だこれ.....エンジン音?

いや、そんなワケあるか....


「エイトさーーーーーーーん!!!」


「おいおいおい何だアレ!?」


「まさか敵襲かい!?」


「.......レシュア!?」


なんと、地平線の向こうから現れたのは、ト◯ンみたいなバイクに乗ったレシュアだった。

爆音を出しながらバイクは高速でこちらに接近し、俺の横に華麗に止まった。


「もー....どこ行ってたんスか....探したッスよー」


「というかお前これ....バイク?」


「ばいくってのはちょっと分かんないんスけど、まあ乗り物ッス。名前もバイクでいいッス」


「適当だな.....」


見ると、俺の後ろでルシーナたち四人がレシュアに相当警戒した視線を送っている。

....まあ仕方ないか。


「というわけで早く後ろに乗るッス」


シートの後ろ側をポンポン叩き、俺の乗車を催促するレシュア。

やれやれとばかりにレシュアの後ろに跨り、ルシーナたちの方を向く。


「そういうワケだ。俺はここで失礼させて貰うぜ」


「あ.....ああ、借りはいつか返すからな」


「まあ....助かったよ....」


「「エイトさんあざっしたー!!」」


最後の最後で戸惑い気味になったルシーナとマウェクたちに別れを告げ、バイクは発進した。

うおお加速が半端ねぇ.....


「レシュア、どうしてあそこが分かった?」


「ああ、足跡追跡ッス。ずっと伝っていったら無事につけたッス」


バイクはかなりの速度を出し、視界に映るもの全てが一瞬で後ろに流れていってしまう。

レシュアの発明品にはつくづく驚かされるな....


「ところでエイトさん、振り落とされないッスか?」


「と....とりあえず」


シートの縁に掴まって必死に落とされないようにする俺だったが、これ以上スピード上がったら流石に辛いな.....


「自分のおなかに掴まってもいいんスよ?ほら、手回すッス」


「いや...大丈夫大丈夫。まだギリギリいける....」


「しまった下り坂ッス」


そしていきなりスピードを上げるバイク。

あの、全然更地なんですけども。


「おおおおおおおお落ちる落ちる!!!レシュア!?」


「ほら、早く自分のしがみ付かないと落ちるッスよ〜?さらにスピードアップッス」


「わかった!!!わかった掴まるから!!」


仕方なしにレシュアの腹部に両腕を回し、体を近づける。

それを皮切りにバイクは徐々に速度を落とし、初期ほどのスピードに戻った。


「あー.....至福ッス」


「ん?なんか言ったか?」


「なんでもないッスよー」


悪いが風の音で小さい声は聞き取り辛い...

というか....ヤバイ、柔らかい。

腹とはいえ、やっぱ異性の体に触れるってのは気恥ずかしいもんだな...


「まあスピードも落ちて来たとこだし俺はそろそろ....」


「まずいガケッス」


「おいおいおいおいおいおいおーーいッッ!!!平地!!!全然平地!!!ヒアーイズフラット!!!分かった!!分かった掴まるから!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ