第59話 いざ下へ。
『シュゥゥゥゥ.....』
「うーし、肘とか膝とか狙えよー」
「アンタまた戦わないの!?」
「レベル上げたくないの?」
「うっ.....分かったわよ!やればいいんでしょやれば!!」
「いってらっしゃーい」
[アイアンゴーレム]に突撃して行く幼兵供を見送り、俺はキーパーエリアの隅に座り込む。
昨日の訓練もあったし、アレぐらいはアイツらでやれるだろ。
実際、今までロクにちゃんとした戦いを教えて貰えなかったアイツらだから昨日の特訓の効果はかなり大きいハズだ。
さて、俺は素材を数えてますかな.....
*****
「......大体5000か」
少ない、圧倒的に少ない。
道中ロクにモンスターに会わなかったからな.....
クモいないかな?
あわよくば目だけ取って逃げたいもんだが。
「アイツらは.....お、もうそろそろか」
硬い鉄の体を持つ相手に、繰り返し攻撃を当てる事で[アイアンゴーレム]を瀕死の状態にまで追い込んでいた幼兵供。
ほらな、強くなってるぜ、アイツら。
「これでッッ!!!」
『ッッッ!?』
ボロボロになった胴体の中心をリースに貫かれた[アイアンゴーレム]は一瞬動きを止め、一気に崩れ去った。
「やった....?」
「倒しました!すごいですリースちゃん!」
「おー......」
「ふ、二人のサポートがなかったら無理だったわよ!」
「照れないでくださいよ〜」
虚空に消えて行く塵をバックに、和気藹々と喜びを分かち合う幼兵供。
素材袋をしまい、俺もその場に向かう。
「よう、よくやったな」
「あっ!エイト!どう?私たちもやればできるのよ!」
はいはい、じゃあ今度は魔王でも倒して貰おうかね。
「エイトさん、これ...残ってたんですけど」
ソアラが差し出してきたのは、手のひらサイズの四角い鉄塊。
残ってたって事は、これが素材か?
重量感はあるけどただの鉄にしか見えんな....
ま、【観察】すればオッケーか。
〔アイアンコア〕15000G
「1万5000ゴールドだってよ」
「なんか微妙ね......」
フロア1だからな、次のフロアに期待しようぜ。
「ま、そんなもんだろ、下行くぞ、ついてこい」
「ちょ...ちょっと待ってよ!」
案外あっさりと下へ続く階段へとたどり着く。
石レンガで出来た階段のあるこの巨大な空間は、ほかの場所より空気が冷たく感じられた。
「そういえば、私たちって今レベルなんでしたっけ?」
「うーん.....ま、私はソアラより1つ上だから心配いらないけどね〜」
「うう.....」
そうか、じゃあ俺はお前より996上だから全く心配する必要は無いな。
.......あれ、というか。
「ソアラレベル上がってるぞ?」
「ふえ?ほんとですか!?」
「う、嘘ぉ!?な....並ばれた.....!?」
人生そんなもんだぜ、リース。
この光景を静かに眺めてるアルトはどんな気持ちなんだろうかね.....
ま、いいや、早くフロア2に行きたいね........この階段、長すぎ。
最初にごめんなさい、投稿結局夕方になってしまいました。
最初四時頃に書き始めたんですが.....なんか一度全消しされてしまって.....
頑張ってもう一度書いたんですけど、再び全消し食らって燃え尽きました。
言い訳ではないですが、状況説明をば。
大変申し訳ありませんでした。




