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旅のお供に幼兵はいかがですか?  作者: アマガサ。
旅のお供に幼兵はいかがですか?
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第46話 勘違い。

「アンタね!!半分よ半分!!も...もっと驚きなさいよ!!」


そんな怒られても....俺の中ではそれが普通だしな...


「半分だろ?普通だろ普通」


「はぁー.....全く.....ちょ、ちょっと来て」


ソアラとアルトを呼び寄せ、何かコソコソ話しだすリース。

はー、また俺だけのけものですかー。

ま、盗み聞きすればいいだけだもんねー。


「ねぇ....アイツ半分って聞いてノーリアクションなんだけど...」


「この前一回だけ雇ってもらった人は2割でしたよね....?」


「.......その前は1割」


「.....私たちが狂ってるの?アイツがバカなだけなの?」


「どっちにしろ半分はぼったくりですよ.....やっぱりエイトさんに悪いです....」


「んん.......」


あー.....そういう事かぁ。

傭兵への報酬の相場とかはよく分からんが、アイツらは子供だからって舐められてたところもあるんだろうな。

半分が多いのかは知らんが。

ただ、俺は全然オッケーだぜ。


「.....ほかに例は無いの?」


「.....私たち二回しか雇ってもらった経験がありませんし....」


不憫だなコイツら。

今までどうやって食って来たんだよ....


「今まで変なおじさんとかがよくお金くれたけど....あんまり自分たちで稼いだ事ってないからね...」


「毎日ギリギリの生活でした...」


コイツら想像以上に危ない橋渡ってたーーーーーーーーッッ!!!

あぶねぇな....大変な事にならなくて良かったぜ...


「ま...まあいいわ。とりあえず契約に変更は無しで。いいわね?」


「はい。貰いすぎな気がしますけど....」


「ん.....」


「おーい....終わったか?」


「あ....い、今行くわ」


メチャクチャ困惑しながらこっちに歩いてくる幼兵供がメチャクチャ哀れだ....

半分くらい安いもんだっての。


「ほれ、これで半分だろ」


分けておいたゴールドを袋に詰めて渡す。

素材用の袋だからな、多少ヌメヌメするが我慢しろ。


「ど、どうも......え、コレ」


「いいんだよ、一人暮らしナメんな」


3万と5800ゴールド。

俺は万札しか持ち歩かない趣味なんでね。

最も、札じゃなくて金貨だけど。

細かい5800ゴールドはおまけでくれてやるとしよう。


「ただ、次からもビシビシ働いてもらうぜ」


「....も、もちろんよ!どんとくるがいいわ!」


「エイトさん、ありがとうございます」


「気にすんな。.....ところでお前ら、腹減ってないか?」


「あ...」


俺の質問に間髪入れず、幼兵供の腹が鳴る。

そりゃ缶詰一個じゃ足りんだろうな。


「俺が奢ってやるよ、ついてこい」


つい最近見つけた、お気に入りの店に連れて行くとしようか。



*****



「へいらっしゃい!お!にーちゃんじゃねぇか!」


威勢の良い男の声、店内に充満する食欲をそそる香り。

昨日発見したラーメン屋に来たわけだ。


「よ、また来たぜ」


「嬉しいねぇ、リピーターがいると。今日も一人かい?」


「いるわよッッ!!ちゃんと見なさいこのタコ!」


「お前がチビだから調理場からは見えねぇんだよアホ」


コイツ、初対面の人に対してなんて態度だ。

ほら、店長怒っちゃいそうじゃん。

肩プルプルしてるぜ....どうしてくれんだよ....


「にーちゃん.........」


「あ、悪かった。あとで叱ってお」


「子持ちだったのか....」


「「違うッッッッ!!」」


そこかよ店長。

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