第44話 休憩。
「うがーーーっ!!全然出口に着かないじゃないの!!」
「おっかしいなぁ....?」
あれからどれほど経っただろうか。
俺たちは未だ、ダンジョンの中で出口目指し奮闘中である。
「ふええ....もう魔力ないですぅぅぅ...!」
「.........タマ切れ」
「あーーーッッ!!しつこいわねこいつらッッ!!」
涙目になりながら、足元にまとわりつく[グリーンジェル]を杖でポコポコ叩くソアラに、苛立ちながら[イーター]と押し合っているリース。
この場合、真っ先に俺の所に逃げてきたアルトが正解だな。
「エイトッッ!!アンタ見てないでなんとかしなさいよッッ!」
「へーへー」
ったく...仕方ないから助けてやるか...
のんびり歩きながら、リースと押し合っている[イーター]に近づく。
「イーターは...横からッッ!!」
『ギャピィッッ!?』
んで渾身のチョップと。
[イーター]の横腹はメチャクチャ柔らかいからね。
さて...次、ソアラの[グリーンジェル]だな。
「コイツは....中心に核があってだな....そいつやれば.....そいッッ!」
ソアラにまとわりつく[グリーンジェル]に腕を突っ込み、中心部にある少し硬い部分を握り潰す。
『ぷるんッッ!?』
「この通りだ」
「あ...ありがとうございます...」
「お...遅いのよ、助けるのが」
そりゃ申し訳ありませんでしたよっと。
それより早く出口探さなきゃな....
入ってきた時道覚えとけば良かったなぁ...
「お腹空いた〜....なんかないの?」
バックパックを漁る。
....そういや缶詰入れといたな。
「ほれ、お前ら一つずつあるぞ。全部サバだけど」
缶詰三つと缶切りをリースに渡す。
缶切りは.....流石に使えるよな?
昨日は全部俺が開けたけど。
「やった、たまには役に立つじゃないっ」
たまにかよ。
しかも食いもんかよ。
「ありがとうございます、エイトさん。.....エイトさんは食べないんですか?」
「俺は腹減ってないからな...食う気にならん...」
「........あけて」
ああ、開けられないのはアルトだけなのね。
ったく...へんなところ子供っぽいなコイツ...まあ子供なんだけど。
「...ほれ、空いたぞ」
「わーい」
「.....ねえ」
「ん?」
「フォークとか無いの?あの...おはし、とかいうヤツでもいいから...」
あ、そうか食べるもんが無いのか。
あいにくフォークは持ってねぇんだよなぁ....
なにかないかとバックパックを漁る。
「.....なんで割り箸が入ってんだよ...」
四次元ポケットかよ俺のバックは。
「もうそれでいいわ.....え、なにこれ」
「その中心のとこで割るんだよ....ほれそこ」
「こ、こう...?えいっ!....あ」
いるよなぁ、割り箸割るの下手なヤツ。
ちなみに俺はいっつも綺麗に割れるぜ?
「ソアラとアルトはうまく割れてるな」
「はい!」
「らくしょー....」
「むっ...ぐぐ....」
プライドたっけーなコイツ。
割り箸で悔しがるとか子供かよ。
....いや子供なんだよな。
「ほれ、早く食って帰るぞ」
「わかったわよ.............あ、美味しい...」
「この缶詰ってあまり見かけませんよね....」
「......うまい」
「そりゃ良かった」
缶詰にがっつく幼兵供を横目に、ダンジョンの先を見る。
コイツら食ったらすぐ出発するとしますか。
あー腹減った。
なんで缶詰三つしか入ってないんだよ....
とてもとてもどうでもいい回です。
早く本編進めろって感じですよね((汗




