第41話 復讐の女。
うん。ホントに迷った。
「これからどうすんのよ!?」
「う〜ん....どうするソアラ?」
「わ...私に振らないでください!」
「...........」
アルトはいつも通り、虚空を見つめている。
んん.....さて、どうしたもんか。
「オラァテメェらァ!!」
腕を組んで考え込む俺たちに突如降りかかるチンピラような男の声。
バッと、俺ら4人とも同じタイミングで声がした方向を振り向く。
キーパーエリアの入り口に、四つの人影があった。
「.....なんだよ、お前ら」
「あぁ!?忘れたとは言わせねぇぞ!!俺だ!俺!」
そのうちの1人、ガラの悪い男が俺に向かって怒鳴ってくる。
....マジで誰だっけ?
「あ....ほらエイト、アイツよ。この前私たちに絡んできたやつ」
「..............あぁ〜、あいつかぁ」
俺が《エアウィンド》で吹き飛ばしたヤツだな。
アイツ生きてたのか、まあ良かった良かった。
元勇者が前科者なんて死んでも御免だからな。
「ッッてっめぇら舐めてやがるな!?この前は油断しちまったが俺が本気を出せばお前らなんか一瞬でー」
「うるさい」
「イッテェ!?」
ぎゃーぎゃー喚く男を後ろからど突いた、黒髪の女。
うわぁ....スゲェかっこしてんな....
今日はハロウィンじゃねぇぞ...?
「あんたらがこいつらをブチのめしたってヤツらかい?」
「あぁ〜..........多分、そうみたい」
「そうかい.....アンタ、中々やるみたいじゃないか。一応コイツはレベル10なんだけどねぇ....」
「うれべッッ!?」
そう言いながら頭を抱えてうずくまる男を蹴っとばす女。
なんだこいつ、マジでワケ分からん。
「で、俺たちになんの用だ?」
一定の距離を置いたまま、会話を続ける。
「こんなヤツらでも、一応アタシの部下でね.....落とし前、つけさせてもらうよ」
言い終えるが早いか、女は腰に装備したナイフを素早く二本装備し、こちらに向かって攻撃態勢を整えてきた。
「あぁ...そーいう事か。三人共、下がってろ」
「....アンタ一人で大丈夫なの?アイツ、結構強いみたいだけど」
「大丈夫だ。ほら行った行った」
しっしっ、と手を払って幼兵供を安全な場所へ移動するように促す。
「ほう...?アンタ一人で大丈夫なのかい?」
「むしろ十分すぎるくらいだぜ」
「フフ...野郎供、手出しは無用だよ。一対一でケリをつけてくる」
「え....あ、親分?」
右手を上げ、後ろから突撃しようとする三人の男たちを制止させる女。
なんだ....そんな悪いヤツじゃないのか....?
「じゃ、やりましょうか」
「.......そうだな」
剣を抜き、女を【観察】しておく。
レベル23....あ、いいこと思いついた。
「でやァァァッッッ!!!」
コイツらに道聞こう。




