第4話 あくまで権利。
どうもアマガサ。です。
昨日暑かったのに今日は急に寒いですね((笑
体調を崩さぬようにお過ごし下さい。
「お主そのレベルは頭おかしいぞ?何処かで打ったか?」
「打ってねぇよ、マジだよ」
「しょ...少々お待ちください」
そそくさと席を立ち、何処かに小走りしていくキナさん。
すぐに戻ってきた彼女は、1人の女性を連れていた。
「えー...こちら、魔女のエトル様です」
「ど~も~。エトルで~す」
「....ども」
なんだこのほんわかした人は....
黒いローブ羽織って口元しか見えないから警戒したぜ...
「早速ですが、こちらの勇者様のレベルを計っていただけないでしょうか」
「ん~、お安い御用だよ~。えいっ」
人のレベルを見るためには、《観察》というスキルが必要となる。
エトルさんって人は《観察》持ちなんだろうな。
まあ俺も持ってるけどさ。
「おお~、レベル999だよ~、凄いね~」
「本当....なんですか」
「はあ...こやつ、ウチの衛兵供より遥かに強いとは...」
一時期は兵長にボコボコにしごかれた事もあったっけな。
まあそれは置いといて、だ。
「ダンジョンだよ、ダンジョンについての情報を頼む」
「お..おお、そうだな。キナ」
「かしこまりました。勇者様、これを」
「ん?」
王様に言われて、キナさんが俺に渡してきた一枚の紙。
なんだこれ...【探求者証明書】?
「それは見た通り、【探求者証明書】だ」
要約。
要するにこれを持っていればダンジョンに入る権利が与えられ、何やら別の用途にも使われるらしい。
「で、別の用途って?」
「【傭兵】の雇用です」
傭兵。
これもまた、この世界で初めて聞く言葉だった。
....てか、エトルさんがものっそい空気になってるんだが。
第3話いかがだったでしょうか。
【探求者証明書】は、あくまでも証明書です。
後々分かりずらいところが出てきますが、解説はしますのでご協力お願いします。