第28話 新作戦。
「よし、じゃあ作戦たてるぞ」
リースとソアラを説教し、アルトの体の柔らかさを知った所で真面目な話を始める。
「作戦?私が前衛でソアラが中衛、アルトが後衛じゃないの?」
「ちっちっち」
甘いな、と顔の前で人差し指を立て、俺考案の新作戦を説明する。
もちろん、さっきの戦いを見てたてた作戦だ。
「リースとソアラはそのままでいい。重要なのはアルトだ」
「ん.....?」
さっきこっそり【観察】させてもらったが、リースがレベル3、ソアラが2、そしてアルトが4だった。
まあ、冒険者の中じゃ大した事ないが、三人の中じゃずば抜けてアルトが強い。
それにアルトは戦闘中自分で判断して行動できるし。
「アルトは結構動ける。だから状況によって前衛後衛を移動しろ。シューターは前衛後衛兼用だしな」
まあシューターの種類にもよるが。
とりあえず作戦はこんなもんだろ...
「分かったか?」
「ええ。私は今まで通りでいいのね」
「私もそのままで大丈夫ですよね?」
「...色々言いたいことはあるがケンカはするな」
「「はーい」」
リースのなりふり構わず突っ込んで行く所も、ソアラの命中率も中々のもんだが、練習すれば問題ないだろ。
「さて....じゃあ次だな」
通路の先、左右の分かれ道に目を向ける。
「え?」
さっきからずっと俺たちを狙ってたって感じだな....3、いや4体か。
向こうも気づかれた事を理解したみたいだし、姿を現わすだろ。
「.....出てきたぞ、ほれ、向こう」
小さな影が四つ、分かれ道の死角から現れ、こちらに向かってゆっくりと歩を進めてくる。
「うわっ、よく気づいたわね...」
「エイトさんすごいです....」
「........」
驚きながらも、戦闘態勢を整える三人。
三対四で不利な状況だが、さてどう勝ってくれるかねぇ....
「向こうもやる気みたいだな....よし、行ってこい!」
モンスターたちは、こちらにじりじりと距離を詰めてくる。
幼兵供も準備万端。
さて、二回戦といこうじゃないか。
短い....




