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第25話 突撃。
いつの間にか鎧を着ていた三人と共に、エントランスに向かってゲート内を歩いて行く。
あぁ...まだ身体中痛い....首が...
「あ、そうだ。アンタ、コレ持ってないでしょ?ほら、あげるわ」
「ん....?」
そう言いながら、俺に小さな冊子を投げ渡してくるリース。
なんだこれ.....〔探求者心得〕?
ページを繰る。
生徒手帳さながらにルールやらダンジョンについての情報が書かれている。
ま、ダンジョンが初めての俺にとっては大きな助けになるだろう。
「サンキューな」
「いいわよ。私たち全部読んだから。死ぬほど読んだわよ?」
少し傷んだ手元の冊子が、その言葉が真実ということを証明していた。
*****
エントランスを進み、〈ダンジョンゲート〉前に到着する。
チケットは事前にリースが分配してくれた。
「よし。準備いいか?」
「もちろんよ!」
「いつでもいけます!」
「.....れっつごー」
「うし。そんじゃ....」
幼兵供に確認を取り、ゆっくりと足を踏み出す。
大きな一歩と、小さな三つの一歩。
歩幅は違えど、同じスタートだ。
「突撃ぃ!!」
「「「おーーー!!」」」
元勇者と、とある傭兵三人の伝説が、始まる。
結局日跨いでしまった....




