第1話 帰還。
どうもアマガサ。です。
なろう様にて初連載です。
拙い文章ではありますが、自分にお時間を下されば幸いです。
「おっほぉぉぉう!!勇者!!よく帰ったーーーっ!!」
「ぐわぁあああ!?」
このファンタジーな世界に転生して3年。何故か勇者として崇め讃えられ、先週魔王を倒した。いや、旅の期間は2年ちょっとだぜ?
仲間探して、アイテム見っけて、レベル上げて、武器集めて。
長すぎるっつーーーーーの。
つか魔王城なんて船で海渡ればすぐそこじゃんか。なんでわざわざ歩かせるのかね。
まあ、そんな訳で魔王を倒した俺は、めでたく故郷に帰って来たって訳だ。
「わはははは!!いやホントに!!良かった良かった!!」
「うるせーなー...」
俺の背中をバンバン叩きながら高笑いする金髪幼女。
まあこの国の王なんだが、色々あるんだよ。
「王様、ずっと勇者様の事心配していらしたんですよ」
そんな俺らの様子を見て微笑む側近のキナさん。
「キキキキキナッ!!余計な事を言うなっっ!」
「なんだ、可愛い所あるじゃん」
「黙れっ!」
照れ隠しのつもりか、手に持った豪華な杖で俺を殴る王様。
あんま痛くないんだが....
「はぁ...はぁ...」
「疲れるの早」
数発殴っただけで肩で息をし始める王様。
ふむ、相当体力無いなコレ。
運動する機会が無いから仕方ないだろうが。
「そ...それで勇者...報酬の話だが...」
「んん?要らん」
即答。
「はッッッッ!?何故!?」
「俺そうゆーの好きじゃないから」
「まあまあ王様。勇者様には魔王城から持ってきた宝物もあるでしょうし」
「それ全部寄付してきた」
「「はッッッッ!?」」
これは、1人の勇者と3人の傭兵の物語。
初投稿作品、いかがだったでしょうか。
本作品はアルファポリス様でも連載しており、幼兵共が出てくるのがかなり後となっていまして...
序盤は世界観解説となってしまいますが、気長にお付き合い下さい。
では、また次回。