表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/26

黄昏の公園

茉莉奈と由香理は、少し離れている大きな公園まで電車に乗り、散歩に行った。


黄昏の公園の、芝生と木々の向こうには、遠くの高層マンション群が見え、赤い航空障害灯が点灯もしくは点滅し始めていた。

それまでバドミントンに興じていた大人や、走り回っていた子供達も帰り始め、人はまばらになっている。犬の散歩をしている人が、少しいるくらいだ。


二人は、前より明らかに自然に、手をつないで歩くようになっていた。

茉莉奈が、

「やば、寒いねー」

「うん、そうだねー」

寄り添うように、歩を進める。つないだ手だけが、あったかい。


「由香理さんの家、素敵だったなー」

「そんなことないよ、普通のワンルームだよー」

「教えてくれた音楽が素敵だったからかなー、そう感じたの」

「これからももっと、教えてあげるね」

「うん、いろいろ、由香理さんに教わりたい」

「こちらこそ!魔法いろいろ教えてね、大学の勉強のためにも」

「うん!」

「ね、今度、茉莉奈ちゃんの家にも遊びに行ってもいい?」

「もちろん、いいよ。ぜひ来て来てー!」

由香理が、

「そろそろ、帰ろっか」

「うん。あ、うち、公園から割と近いんだ。歩いて帰るね」

「あたしは子志駅まで、電車だな。じゃあ、またね」


二人は名残惜しそうに手を振って、別れた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ