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ラテ

茉莉奈たちは、勉強を始めた。

「ここわかんないんだけどー。xとyって何なの?」

「マジか。そこはね…」

二人のJKは体を寄せ合いながら、お互いの不得意な教科を教えあう。はたから見れば、イチャついているようにも見えなくもない。そう思いません?


そうこうしているうちに、暑くなってきた。二人は、紺色のシングル・ブレステッド・タイプのブレザーを脱いで、スクール・カーディガン姿になった。茉莉奈のはプレイボーイ・バニーの、キャメルのニット・カーデ。香織のは、リズ・リサ・ドールの、チャコール・グレーのニット・カーデだ。それぞれに、好きなブランドがある。そういうのも、気分だ。


その横では、二人の女子大生がおしゃべりに興じている。

「それでさー、彼氏がさ…」

「え、どしたの」

傍らには、ジンジャー・ブレッド・ラテと、カフェ・モカ。それぞれ、半分くらいずつ残っている。

そのうち、片方のJDが、身振り手振りをするかのごとく、手を大きく、ブンブンと振り出した。

周りが見えていない。その結果、彼女の腕は、ジンジャー・ブレッド・ラテの入ったマグ・カップを弾き飛ばした。

「あっ…!」

ラテの液体が、宙を舞った。

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