元服したのだ!
どうも!
読んで下さった方々ありがとうございます!
ちょっと視点を変えた物語ですがよろしくお願いします!
1546年
我はついに元服した
名も吉法師から上総介信長となった!
最近、父上から言われたのだが
どうも美濃の蝮、斉藤道三の娘の帰蝶とかいう女子と結婚させられるらしい
正直どうでもいいのだが……
しかし、我が自由に遊び回っても父上は笑って認めてくださるのだが
どうも政秀の爺さんには気に食わんらしい
我についてきてくれる者達と領内を走りまわってるだけだというのにな
いつも我について来る者達は我が直々に家臣にしてやろう
というかもう家臣にしてしまったのだがな!
清州城に放火しに行った時にな
ん?
何やら女子の声が聞こえるぞ
ここは我の屋敷のはずなのだが……
刺客なら……
いやこんな間抜けな刺客などおらんだろう
それに我を殺したところで誰の利益になる?
まあいい
とりあえず行ってみるとするか
「お主、そこで何をしておる!」
「わ、私ですか!」
「お主以外に誰がおるのだ」
「ここはどこですか!」
「いや、だから我の問いに……」
「私は、学校から家に帰る途中だったんですよ! それなのに気が付けば何か知らないところだし!」
「がっこう? 何だそれは」
「へ? 学校、高校ですよ!」
「我は知らん、そんなもの」
「てか、お兄さん、どうして髷なんて結ってるの?」
「ん? 武士なら当たり前だろう」
「武士…………まさかね……」
「怪しい者だな、切った方がいいか」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「なんだ?」
「今って何年ですか?」
「天文15年(1546年)だが、それがどうしたのだ?」
「天文……マジですか」
怪しい女子は地面に手を付き土下座みたいな姿勢になっておる
「あの、貴方の名前は?」
「我か? 我は、織田きっぽ……上総介信長だ!」
何故最初にこの名を名乗るのがこの怪しい女子なのかは納得できんが……
「ノブナガ……」
「お主、いきなり名を呼ぶとは! 無礼打ちだ!」
「え? どういうことですか!」
「まさか、知らぬのか……武士の名を呼べるのは目上もしくは親しい者だけだ」
「マジですか!」
「まじ? どういう意味だ」
「ああ、本当ですかって意味です」
「ところで最初の問いに戻るのだが、此処で何をしている」
「気づいたらここにいました、てへ」
「…………」
良し切ろう
「ちょ、ちょっと待って! 命だけは!」
「どういう状況なのだ」
「えっと、信じてもらえるかはわからないんですけどね、私、未来から来ました」
「未来だと! 何をふざけた事を」
「帰蝶さんはお元気ですか?」
「お主、その情報をどこから」
「だから知ってるんです、上総介様」
「……我のことも知ってるのか?」
「はい」
「……我の最後は……いや今聞くべきことではないな」
「あの……」
「あ主、我に仕えぬか? 悪いようにはせん」
「えっと、お言葉はうれしいのですが」
「よし、切る」
「喜んで受けさせていただきます!」
「初めからそう言えばいいのだ」
「えっと私の立ち位置は?」
「小性だな」
「えー、お世話係じゃないですか」
「む、不満か? なら……」
「わかりました! わかりましたからすぐに刀に手を伸ばさないでください!」
「まあよい、お主の名は?」
「水無瀬薫です!」
「かおるか、お主、明日から男装しろ」
「へ?」
「胸も薄い、隠し通せるだろ」
「ちょっと、殿様?」
「何か不満か?」
「あまりにもですよ!」
「我が見た感じだが、お主弱くはないだろ?」
「剣ですか?」
「そうだ」
「まあ、私の居た時代のとある流派の免許皆伝ですから!」
「よし、これを持て」
我はかおるに木刀を放りなげた
「えっと……」
「行くぞ!」
「ちょ、殿様! いきなりすぎます!」
我の意識はそこで途切れたのだ……
感想お待ちしております。




