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34話 有能なる僕を求めて

プロット完成しました。


連載再開します。



龍の国にて、聖正門「アギト」に神酒「龍の涙」を掲げ名乗りを上げる。


その後作法に則り「三龍騎」を勤める成龍三体、全てを下す。


以上を成した強者のみが、龍王「アネルヴァーギルクラウド」への謁見を許される。


だが……


謁見に成功したからと言え、龍王に「龍玉授ノ儀」を賜えるかどうかはその者次第である。


――――


「…………………なるほどなぁ」


ふむ…… とりあえず、神酒「龍の涙」は必須みたいだな。


確かアレは東の国で似たような酒を造ってるって文献がどっかにあったな。


確かブックマークしてあったはず。


えーと…… 『悦覧者アーカイブス』、ブックマーク起動、「アイテムカテゴリ」の「酒フォルダ」、「り行」の………………


お、あったあった。


これだ…… 


年間三本しか生産されない幻の銘酒「龍寒梅(嵐)」。


これなら、「龍の涙」にも引けを取らないだろう。


過去にも代用の酒で、条件を満たした奴はいたみたいだしな。


問題ないだろう。


ま、いずれにせよ……


「お金は沢山必要ってことだな………」


僕は脳内の『悦覧者アーカイブス』を終了して、小さくそう呟く。


「星屑、どうしたの?」


すると、いつの間にか僕の右隣にちょこんと座っていたマリアが僕を見上げてそう言う。


「ご主人様はたまにそうやって考えごとするね?」


さらに左隣には、ちまっと正座して座りながら僕を見上げるシルビアの姿があった。


ふむ。


右隣にはミニスカセーラー服(情熱と資金に物を言わせて仕立て屋に無理やり作らせた)を着たピンク髪のロリ。


左隣には、ゴスロリメイド服(情熱と資金に物を言わせて仕立て屋に無理やり作らせた)を着た銀髪のロリ。


なんだこれ…… 天国か?


「ん……… 何でもないよ?」


僕は左右の二人を抱きしめて、そう微笑む。


ちなみに『悦覧者アーカイブス』の能力については誰にも教えていない。


これは一生僕だけの秘密の能力なのだ。


くふふ……


「ちょ…… おっぱい揉まないでよ」


僕が抱きしめついでにスキンシップをすると、顔を紅くして僕を睨みつけるマリア。


口ではそう言いながらも、抵抗はしないし、嫌がってはいない。


ふふ…… マリアは素直じゃないなぁ。


だが、そこがいい!


「きゃう…… ご主人さまぁ」


そしてシルビアは僕が触ると、いつもすぐ顔を紅くしてフルフルと小さく震える。


その表情はとても幸せそうで、瞳はどこかとろんとしている。


「シルビアと…… するの?」


ちょっともの欲しそうにそう言うシルビア。


うん、シルビアは素直だなぁ。


だが、それもいい!


「うん、したいのは山々だけど、まだ朝だからね…… やめとくよ」


僕はおねだりするような視線で僕を見上げるシルビアの頭を撫でながらそう言う。


「残念……」


すると、とても残念そうにしゅんとするシルビア。


「でも夜は…… シルビアを沢山いじめてね?」


控えめに見上げながら僕の服の裾をきゅっと掴み、もじもじとするその仕草が半端なく可愛い。


可愛い。


ちょっとこれなにこれ可愛いはぁはぁ。


「ああ、もちろんさ」


それに親指を立てて、マキシマムに「はい、喜んで」な返事をする僕。


拒否などしようはずがない。


しかし……


なんか、最近シルビアがちょっとビッチ化してきたな。


開発しすぎただろうか?


まぁ、ロリビッチとか最高に可愛いからいいのだけど。


「ちょ、ちょっと!」


僕とシルビアがそんなやり取りをしていると、マリアが焦ったように話に入り込んでくる。


「シ、シルビア! 今日は私がメインの約束でしょ!」


僕をまたいで、シルビアに抗議をするマリア、しかしそれにシルビアは……


「約束? そんなのシルビアしらないし」


つんと、マリアからそっぽを向いて僕の腰元に抱きつくのだった。


「な!? だ、だってそう言う約束だから昨日は譲ったのに!」


シルビアに詰めよって、声を荒立てるマリア。


「約束は破るためにあるって…… ご主人様も言ってたし」


しかしシルビアはそんなマリアに対し、完全にシラをきるのであった。


「なぁ!? ちょ、ちょっと星屑ぅ!!」


そんな取り付く島もない様子のシルビアに、涙目で僕に抗議を訴えるマリア。


なんか、騙されてばっかだなぁ…… この悪魔っ娘は。


しかし……


ああ、僕を巡ってロリ美少女が争うなんて…… こんな幸せがあってよいのだろうか?


ああ…… いい、いいぞぉもっとやれ。



「まぁ、それよりもシルビア? 聞きたい事があるんだけど」


「それよりもって!? 酷いっ!!」


涙目のマリアを差し置いてシルビアに質問をする僕。


もうちょっと僕を取り合う二人を見ていたい気もするけど、それはまたの機会にしておこう。


「なぁに? ご主人様」


今はシルビアに聞きたい事がある。


「この王国で一番頭が良くて、ついでに可愛い女性って誰かな?」


僕はシルビアを撫でながらそう訪ねる。


「一番頭が良い人?」


僕を見上げて小首をかしげるシルビア…… とても可愛い。


「ああ…… 出来れば戦闘力も高くて経営関係とか人を仕切る方面にも明るい人がいいかな?」


さすがにそこまで出来て可愛い子なんていないだろうけどね。


まぁ、100歩譲って女性なら良しとしよう。


最悪、外見をいじればいいしね。


でもやっぱり傍に置くなら天然物がいいなぁ。


「えっと…………」


僕の質問に「ん~」っと小さく鳴いて考えるシルビア。


そして……


「いるよ」


僕を見上げてはっきりとそう答えたのだった。


「え…… いるの?」


僕は、自身ありげにそう答えたシルビアに少し驚きながらそう返す。


「うん、その人は魔法の名手で魔道具開発の会社も経営してて、あと結構美人って聞いたよ」


「へぇ…… それなら」


僕の望む答えを出せた事に、ちょっと嬉しそうに、そしてちょっと自慢げにそう言うシルビア。


「名前は確か…… ユエルル・アーデンテイル、結構有名な人だよ?」


「そっか…… 素晴らしい情報をありがとう、シルビア」


僕はシルビアの頭をなでて、ニコリと微笑む。


「えへへ…… シルビア役にたった?」


そしてシルビアは僕の腕の中で幸せそうに微笑むのだった。



ふむ、ユエルル・アーデンテイルか………


とりあえず、会いに行ってみる価値はありそうだな。


これからの僕の計画に…… 必要な人材かもしれないしね。


くふふふ…………



「くすん…… シルビアも星屑も…… わたしを無視するぅ…………」


やばい…… 放置プレイって、意外と楽しいかも。

御宮星屑 Lv1280


【種族】 カオススライム 上級悪魔(ベルゼバブ)


【装備】 なし


〔HP〕  7050/7050

〔MP〕  3010/3010


〔力〕 7400

〔魔〕 1000

〔速〕 1000

〔命〕 7400

〔対魔〕1000

〔対物〕1000

〔対精〕1100

〔対呪〕1300


【契約魔】


マリア(サキュバス)


【契約奴隷】


シルビア


【スライムコマンド】


『分裂』 『ジェル化』 『硬化』 『形状変化』 『巨大化』 『組織結合』 『凝固』


【称号】


死線を越えし者(対精+100)  呪いを喰らいし者(対呪+300) 


暴食の王(ベルゼバブ化 HP+5000 MP+3000 全ステータス+1000)


龍殺し(裏)


【スキル】


悦覧者アーカイブス』 『万里眼ばんりがん(直視)』 『ストーカー(Ⅹ)』


『オメガストライク』 『ハートストライクフレイム』


味確定テイスティング』 『狂化祭(カーニヴァル)』 『絶対不可視殺し(インビシブルブレイカー)


常闇の衣(コートノワール)』 『魔喰合(まぐあい)』 『とこやみのあそび』 


喰暗い(シャドークライ)』 『気高き悪魔の矜持ノブレス・オブリージュ』 『束縛無き体躯(フリーダム)』 


完全元属性(カオス・エレメント)

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