橋爪大二郎×大澤真幸対談 「ふしぎなキリスト教」 講談社現代新書 第一部 ー8- ユダヤ教と預言者
【書名・タイトル名】「ふしぎなキリスト教」
【著者・作者】橋爪大二郎×大澤真幸対談
【発行元・サイト】講談社現代新書
【参考URL】
本文
第1部 一神教を理解する
権力とユダヤ教
人間が権力を持つことを警戒し、権力を肯定しない
権力のコントロール方法
①God→預言者→王の任命
王は自分で王になることが出来ない
②長老の同意
長老が同意していることが正当な王権根拠になる
③預言者の批判
ヤハウェの意志に背いた政治を行うと、預言者が現れ、王を批判する
⇒民衆が権力を監視する
⇒ヤハウェという絶対神を想定するから可能
⇒絶対神の下での一種の民主制
⇒神と人間(被造物)という絶対的な差別・差異
⇒神との絶対的な差別のため、神の前ではすべての人は平等である
⇒ヤハウェは民主主義的平等を可能にする絶対的な例外的な差異
預言者とは何か
ユダヤ教が預言者を発明しなければ、イエス・キリストもなかった
預言者と人間のつながり
★「ユダヤ教の預言者と人間のつながり」
Search Labs | AI による概要
ユダヤ教における預言者(ヘブライ語: נָבִיא, ナビ)は、神の言葉を人々に
伝え、神意を明らかにする役割を担います。
彼らは単なる未来を予言する存在ではなく、神の使者として、社会の不正
を糾弾し、人々に道徳的な指針を示す存在です。
特に旧約聖書には、イザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ダニエルなど、多く
の預言者の活動が記録されています。
預言者と人間のつながり:
神と人々の間のメッセンジャー:
預言者は、神が直接語りかけることができない人々のために、神の言葉を
伝えるパイプ役として機能します。
社会の道徳的指導者:
預言者は、社会の不正や腐敗を厳しく批判し、人々に正しい生き方を教え
る役割も担います。
彼らの言葉は、しばしば社会変革を促す力となりました。
希望と慰めの言葉:
預言者は、絶望的な状況に置かれた人々に対して、神の救済と希望を語り
かけました。
彼らの預言は、人々を励まし、困難を乗り越える力となりました。
歴史を記録する役割:
預言者たちの言葉は、ユダヤ人の歴史を記録する上で重要な役割を果たし
ました。
彼らの預言書は、文学的な価値も高く評価されています。
旧約聖書における代表的な預言者:
モーセ:
出エジプトを率い、十戒を授け、ユダヤ教の基礎を築いたとされる、最も
重要な預言者の一人です。
イザヤ:
迫害や苦難の中にある人々を慰め、救済を約束する預言をしました。
エレミヤ:
迫りくるバビロン捕囚を予言し、悔い改めを訴えました。
エゼキエル:
捕囚中のユダヤ人に、神の再臨とエルサレム再建を預言しました。
ダニエル:
バビロニアの宮廷で活躍し、神の力と預言の成就を証言しました。
預言者の言葉は、現代社会においても、道徳的な指針、希望、そして社会
変革を促す力として、私たちに影響を与え続けています。
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