橋爪大二郎×大澤真幸対談 「ふしぎなキリスト教」 講談社現代新書 第一部 ー5- 原罪、出エジプト
【書名・タイトル名】「ふしぎなキリスト教」
【著者・作者】橋爪大二郎×大澤真幸対談
【発行元・サイト】講談社現代新書
【参考URL】
本文
第1部 一神教を理解する
原罪とは何か
キリスト教の考え方
ユダヤ教には原罪という考え方はない
罪とは何か=神に背くこと
常に間違っている人間そのものが間違った存在である=原罪
ユダヤ教の神
⇒すべての民族のことを見ている神に昇華
アダムとイヴの神=全人類の神
ノアの神=ノアの一族以外すべて亡ぼしたから全人類の神
アブラハムの神=全人類の一部(ユダヤ人)に話しかける(神から選ばれた)⇒ユダヤ民族の出発点
アブラハム―妻サラ―イサク
―仕えていた女ハガルーイシュマルマエル⇒アラビア人(砂漠の民)
⇒寒冷化による飢饉でエジプトに行く
⇒エジプトで奴隷として労働をする
⇒モーセに率いられて「出エジプト」
⇒シナイ半島を40年さまよう
⇒カナンの地に戻る
⇒原住民から土地を奪う
★「ユダヤ民族にとっての出エジプト」
Search Labs | AI による概要
出エジプトは、ユダヤ民族にとって、エジプトでの奴隷状態から解放され、
約束の地カナンを目指す旅の始まりを意味する、非常に重要な出来事です。
これは、ユダヤ教の成立における最も重要な契機とされ、民族のアイデン
ティティと信仰の根幹を成す物語として語り継がれています。
出エジプトの概要:
物語:
イスラエルの民は、エジプトで奴隷として過酷な労働を強いられていまし
た。
モーセという指導者のもと、神の力によってエジプトを脱出し、荒野をさ
まよいながら、最終的に約束の地カナンを目指します。
モーセと十戒:
荒野を旅する中で、モーセはシナイ山で神から十戒を授かります。
これは、ユダヤ教の根本的な教えとなり、その後のイスラエル民族の生活
や信仰の規範となりました。
意味:
出エジプトは、単なる歴史的な出来事ではなく、神による救済と、神との
契約によって選ばれた民としてのアイデンティティを象徴する出来事です。
ユダヤ民族にとっての出エジプトの重要性:
民族のアイデンティティ:
出エジプトの物語は、ユダヤ民族のアイデンティティを形成する上で中心
的な役割を果たしています。
この物語を通じて、自分たちは神に選ばれた民であるという意識が、ユダ
ヤ人の間で共有されています。
信仰の基盤:
出エジプトは、神の存在とその力、そして神と民との契約という概念を明
確に示しています。
これにより、ユダヤ教の信仰の基盤が確立されました。
文化・宗教的影響:
出エジプトの物語は、ユダヤ教の儀式や祭礼、そして様々な文化的な慣習
に深く影響を与えています。
歴史的・考古学的背景:
出エジプトの物語は、旧約聖書に記されていますが、その歴史的・考古学
的真偽については様々な議論があります。
しかし、物語自体がユダヤ民族にとって重要な意味を持つことは間違いあ
りません。
まとめ:
出エジプトは、ユダヤ民族にとって、神の救済を体験し、民族としてのア
イデンティティを確立した、非常に重要な出来事です。
この物語は、ユダヤ教の成立と発展に大きく貢献し、現在でもユダヤ文化
や宗教に深く根付いています。
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