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ステファニー・ケルトン著 「財政赤字の神話 MMT入門」 第6章ー1-  公的給付金

【書名・タイトル名】「財政赤字の神話 MMT入門」 


【著者・作者】ステファニー・ケルトン


【発行元・サイト】早川書房


【参考URL】



本文



第六章 公的給付を受ける権利


神話⑥ 社会保障や医療保険のような「給付制度」は財政的に持続不可能だ。

    もはや国民にそんな余裕はない

現実  政府に給付を続ける意思さえあれば、給付制度を支える余裕は常に

    ある。

    重要なのは、国民が必要とする実物的な財やサービスを生み出す経

    済の長期的能力だ。



社会保障も公的医療保険も資金を出しているのは政府だ

⇒資金が不足することはあり得ない

給付制度は何十年も厳しい批判にさらされてきた。

中には、利己的な動機に元づく批判やイデオロギーに元ずく批判もある。

さらには商売的な批判、利益誘導型の批判がある。

制度が直面するする最大の問題は財源ではない。

社会保障は、社会主義的、大きな政府による自由の侵害とみられてきた


社会保障制度の仕組みを知れば、財源は政府から出ていることに気づく。

日本でも政府予算として社会保障費が計上されていることから、財源に問題はない。

必要なのは、財源ではなく、日本には通貨主権があること、通貨が発行できること、財源はインフレという制限内ではいくらでもあるということを理解することだ。

持続可能な社会保障を保障するのは、供給能力である。

実物資産、労働力、管理力、サービスなどの供給力が欠ければ、社会保障制度は崩れていく。


財政赤字の神話は、社会に欠かせない制度の大幅な縮小や資金不足の原因となってきた。

世界中で人々からよりよい公共サービスを受けられる機会を奪ってきた。

政府には、国民に役立つ制度を維持するための資金がないという思い込み、プロパガンダが原因だ。



給付制度に関しての三つの論点

①給付を賄うための政府の支払い能力

②制度として給付を払う法的権限

③給付に見合った実物的な財やサービスを提供するための経済の生産能力


際限なく給付すれば、当然にインフレになる

アメリカのコロナ対策の時のような莫大な給付は、インフレをもたらした

⇒インフレを抑えるために金利を上げた

⇒アメリカに資金が流れ込みインフレが継続した

⇒他国の通貨安を呼び込んだ

⇒給付を潤沢にすれば、当然インフレになる

⇒問題はそのインフレを抑えるためにどうするのか


政府と財務省は破産しないし、破産することはあり得ない

これを理解できない人は、何も考えることが出来ない人、または教えられたことをただ盲信するだけの人。



趣味は読書、競馬、阪神タイガース。

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よければそちらも覗いてください。

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