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神野正史著「移民で読み解く世界史」ー1- 古代

【書名・タイトル名】「移民で読み解く世界史」


【著者・作者】神野正史


【発行元・サイト】イースト・プレス


【参考URL】


本文


第1章 古代の幕開け

 原始から古代の幕開けは”移民”により始まった



●有史は”移民”と主に始まった!

 移民は社会を混乱させるが、歴史を次へと進める



人類の歴史は「移民」とともに始まり、

「移民」とともにその居住地を広げ、

「移民」が混乱・騒乱・動乱を生み、

それが歴史を動かして現在に至っています。

現在、我々の目の前に広がる世界は、

「移民」の繰り返しで形成されてきたのですから、

その理解なくして、現代の社会も政治も文化の理解できません。


 ◎移民の法則1

「人類文明の黎明・シュメール文明は移民によって生まれ、移民によって滅ぼされた。

以降現在に至るまで、人類の歴史は移民の連続によって編まれていく。」


時代ががらりと変わってしまう歴史の転換期がいくつも見つかりますが、そこにはかならずと言っていいほど「移民」が伴っています。


紀元前4千年紀

アラビア半島にいたセム系遊牧民が一斉に北上しはじめ、所謂”肥沃な三角地帯”(メソポタミア)にひろがっていった。

→なぜ民族移動を始めたのか

西アジア一帯での気候変動⇒アラビア半島が乾燥化⇒肥沃な三角地帯へ移動

⇒先住民との衝突、文化の破壊、混血


 

★参考「紀元前4000年 気候変動」

 Search Labs | AI による概要

 温暖化のピーク:紀元前約7000年~4000年頃

 縄文時代早期の終わりから前期のはじめごろで、地球の気温が最も高かった 

 時期でした。

 乾燥化と寒冷化:紀元前4000年頃

 地球は乾燥・寒冷なサブボレアル期に突入し、都市社会が形成される背景

 となりました。

 文明の衰退:紀元前4200年頃

 4.2Kイベントと呼ばれる気候変動は、乾燥化が進み、メソポタミア文明

 やインダス文明などが衰退する原因の一つとして考えられています。



 ◎移民の法則2

「移民はかならず移民先の文化・社会・国家・民族を破壊するため、大規模な移民は”時代そのもの”を破壊してしまう」


⇒オリエントの中心部のアッカド帝国(現在のイラクのあたり)が繁栄期を迎える(紀元前2400年~2200年頃)

東地中海にはエーゲ文明、東隣にはインダス文明



★参考「エーゲ文明」

 Search Labs | AI による概要

 「エーゲ文明は、エーゲ海周辺の地域で栄えた青銅器文明で、紀元前

 3000年頃から前1200年頃まで存在しました。

 クレタ文明とミケーネ文明の2つの文明からなり、古代ギリシャ文明の

 基礎を築きました。」


★参考「インダス文明」

 Search Labs | AI による概要

 「インダス文明は、紀元前2500年頃から1500年頃まで、南アジア

 のインダス川流域で栄えた古代文明です。

 世界四大文明のひとつと数えられています。」



紀元前3千年紀の末になると、急激な寒冷化と乾燥化

⇒動乱の世になる


「文明・王朝の盛衰」は「機構の温暖化・寒冷化の周期」に一致している


 ◎移民の法則3

「気候の乾燥化・寒冷化が大規模な移民を引き起こし、移民がその時代を破壊するが、破壊が新時代の創成を促す」


アフリカ大陸からアジア大陸にかけて東西に帯状に広がる砂漠が拡大

⇒豊かな土地へと移動を始める民族の発生



★参考「アーリア系民族の大規模な民族移動」

 Search Labs | AI による概要

 「アーリア系民族の大移動とは、紀元前2000年頃から、中央アジアから

 インド・ヨーロッパ語族の諸民族が広範囲にわたって移住した現象を指しま

 す。この移動は、寒冷化を避けたり、新しい土地を求めて行われたと考えら

 れています。」


★参考「アーリア人」Wiki

 最広義のアーリア人(アーリアン学説におけるアーリア人種)

 インド・ヨーロッパ祖語を話していた民族と、その子孫

 広義のアーリア人の内、北インド諸民族のほとんどがインド・アーリア人

 を祖先に持つものであり、それ以外の上述されている民族はイラン・アー

 リア人を祖先に持つ。

 ただし、北インドのアーリア系民族の中にもパールシーなどのように、イ

 ラン・アーリア人を祖先とする民族もある。パールシーはサーサーン朝の

 ペルシア帝国滅亡後にインドに移ってきたゾロアスター教を信奉する古代

 ペルシア人の子孫である。

 また、ヨーロッパに散在するジプシーと呼ばれるロマ民族は欧州でも珍し

 いインド・イラン語派の言語(ロマ語)を話し、インド・アーリア人を祖

 先に持つ



 ◎移民の法則4

「大規模な民族移動は、当該地域だけの破壊にとどまらず、破壊が次なる民族移動を誘発し、それがさらなる民族移動を引き起こす」


趣味は読書、競馬、阪神タイガース。

他のサイトでは競馬や社会学、阪神タイガースに関するブログもやっています。

良ければそちらも覗いてください。

検索は「長坂総研」「競馬原論」でお願いします。

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