神野正史著「移民で読み解く世界史」ー12- 近世 産業革命と新大陸
【書名・タイトル名】「移民で読み解く世界史」
【著者・作者】神野正史
【発行元・サイト】イースト・プレス
【参考URL】
本文
第4章 近世の幕開け
14世紀以降、中世的な要素が一斉に消えていったその背景には・・・
●飢えた戦闘民族が翼と武器を手に入れ、大病に冒され、弱った巨人に襲いかかる
アジアの植民地化
アジアが、白人の植民地にされた原因
◎アジアにある3大覇権帝国が一斉に衰退期に入ったから
・東アジアの清朝
・南アジアのムガル帝国
・西アジアのオスマン帝国
◎欧州では産業革命が起きて隆盛期に入ったから
⇒単にタイミングが悪かったから
★「産業革命」
https://www.y-history.net/appendix/wh1101-000.html
18世紀中頃から19世紀初頭まで、イギリスに始まる機械制工場と蒸気
力の利用を中心とした技術革新とそれに伴う社会の変化。
産業革命(Industrial Revolution)は、18世紀後半のイギリスに始まる、
綿工業(木綿工業)での手工業に替わる機械の発明、さらに蒸気機関の出
現とそれにともなう石炭の利用という生産技術の革新とエネルギーの変革
をいう。
木綿工業から始まった技術革新は、機械工業、鉄工業、石炭業といった重
工業に波及し、さらに鉄道や蒸気船の実用化という交通革命をもたらすこ
ととなる。
このような工場制機械工業の出現という技術革新が産業革命の一面である
が、それは激しい社会変動を生みだし、資本家と労働者という社会関係か
らなる資本主義社会を確立させた。
このような技術革新から社会変動に至った一連の変動を、産業革命と言っ
ている。
アメリカの植民地化
産業の発達もなく、古い時代のままのため、機械化の進んだ欧州には勝てるはずもなく、植民地にされた。
アメリカからは欧州へ奴隷の輸入がされ、次いでアフリカからも奴隷の輸入がされた。
●ならず者どもが平和を愛する善良な人々を殺戮して作り上げた国は”美談”として語り継がれる
アメリカ大陸の歴史
欧州で大航海時代が始まるまでは、先住民族の楽園であった。
欧州から新大陸にやってきたのは、貧困層、前科者、渡世人などの欧州ではならず者で、最初から略奪を目的としていた。
◎移民の法則⑪
「移民(植民)が発生するときは、下層民、無法者から切り拓かれることが多い」
侵略者は先住民から施しをもらっても、さらに強請り、略奪した。
それを美談にすり替え、捏造して語り継ぐ。
◎移民の法則⑫
「移民に成功すると、移民たちは自らが行った破壊・虐殺を隠ぺいするために、数々の美談を捏造し、後世こちらが真実の世に語り継ぐ」
基本的にアングロサクソンは、虐殺や略奪が好きな戦闘民族。
自らの利益のためには、何をしても良いという考えの者ばかりと理解すべし。
それは今現在でも変わらない基本的な本質である。
白人が「自由」「平等」「民主主義」「隣人愛」と叫ぶとき、それらの言葉「白人青年男子のみ」という限定付きである。
「白人青年男子」以外は人間とみていない。
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