第九話 ぼくらはともだち
「感動の再開だッ!友よ...。」「僕は君と友達になった記憶はない!!」「ひどいなあ、つらいねぇ。まそんなことはおいといてね、僕らは運命によって導かれ再会したことを喜ぼうッ」なんだこの花、頭がおかしいんじゃないのか「とぉこぉろぉでぇ、君の設定上の友達はいないのかなぁ?」「は?」「一人は確か、アスカってやつだよな。私の記憶が正しければぁあいつは元々男だった」「元々?」「でぇもぉー、究極王竜の世界改変でぇ女の子にされちゃったかわいそうなこだねぇ。運命は、いや、{神}は冷酷な者だッ。まあ、わぁたしはその{神}に救われたんだけどね。ふっはッ」は?何を言っているんだ。「君は何者なんだ!!」「だからっ、言ってるでしょ。君の運命の友達、ライオンばな。」「運命ってなんだ!! 神ってなんだ」「せっかちなひとだぁ。教えるから、大人しくしててッ」なんだこいつ「まずぅ運命について、ggrks!!自分で調べなっさーい」「なんだこいつ、えーと...。{虫蟲の意志にかかわらず、身にめぐって来る吉凶禍福。めぐり合わせ。転じて単に、将来。}」「ふはっはっはっ。やっぱりインターネットは信憑性に欠けるッ。運命とは{神}が一部の者にだけ定めたものッ」「一部?神は全てに平等じゃないの?」「違うんだなぁ {神}は全てを導いてくれるものだと勘違いしている。ちがうんだよぉ、神々は一部の人にしかあてない。聖なる者 最強二刀流黒衣のゲーマー 神の現身 そして神自身。そして私たちだ」「君と僕...」「いやぁ 少し足りないな。アスカくんや蟻ノ助、私の可愛い部下たち、そして究極王竜だ。」なんか急にカルト宗教みたいなこと言い出したんだけど...。怖ッ。「じゃあなんだ!! 僕の友達は{神}とやらのスポットライトを浴びたから死んだのか!!」ライオンバナはニヤッと笑った。キラーンと言わんばかりに歯を光らせた「そのとおりだよ」僕はキレた。「ふざけんな!花弁全部引きちぎってやる!」僕は突撃した。ええ、そりゃあもう突っ切りましたよ。無我夢中で我を忘れ、やつをかみちぎってやろうと、しかし「虫けらが...。貴様の攻撃が一番なまっちょろいぞッ!」ぼくは胸と腹をつかまれ、「うわあああああああああああ」背中の関節を折ろうとする。関節の間からは嫌な音がする。バキッ、バキッと想像を絶する音とともに濃い緑の血液が隙間から流れる。まるで背中を油で揚げながらナイフでめった刺しにされているような痛みだった。そしてその血をのむライオンバナ「フハッ、栄養だ栄養だ、うまいうまい。これでぼくらは一つだ。フッハッハッハッハッハッハッ」恐怖と痛みの断末魔それをあげるしかない。「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」「なにを謝る必要があるんだい?フッハッハッハッハッハッ」「生意気言ってごめんなさいッあああああああああああああああああああああああああ、いたい、いたいよおおおおおお」懇願した。泣き叫んだ。「フッハッハッハッハッハッ」「いたいのはもういやだぁああ ごめんなさいごめんなさい ひやあああああああああああ」もうだめぽ、死んじゃう。しかし、こんなバカなこと考える余裕はあるらしい。「フッハッハッハッハッハッ。いいねい、いいね。男の娘だからまるで調教してる気分だよ。さぞ楽しいんだろうね。」「...」「あれ?もしかして...。死んじゃった?まあ」僕は「ふんっ!!」生きたいッ「なにいッ! バカなッ」ぼくはひしゃげた体を無理矢理元に戻そうとと思いっきり丸めた「ぎゃああああああああああああああああああ」脱臼した痛み全身を襲う。しかし、先ほどと比べれば何てことならない。「攻撃を止めただと。私の見た未来では君はここで死んで、僕の力で生き返るはずッ」「未来を...見た...?」「私は神の力によって運命を、未来を見る力力を手に入れた。先の展開がわかるはずだが...。」「先の展開...。なんだその言い方は。まるでこの世界がアニメやゲーム、マンガや小説みたいじゃないか。」「おやぁ、気付いてなかったんですねえ。この世界は小説の世界ということにッ!!」「何を言っているんだ!?」「まずあなたは自分の足元の床を確認したことがありますか?」
そうして僕は床を見た。「なんだただの畳じゃない...か?」あれ?これは畳?それとも木の板?石?
なんだこれ「フッハッハッハッハッハッ、君が今見ている床は神の世界をみる深淵に住む者達の創造によるもの。」「深淵に住む者?」急に中二病みたいなこといったぞ。「要は読者の事だよぉ」「じゃあ、{神}っていうのは...」「君の想像通りだよぉ。フッハッハッハッハッハッ。著者のことさぁ」なんてこったい。「でっでも!!それじゃあ主人公は...。」「君とアスカくんだよぉ」「アスカ!?」「驚いたかい?主人公が2匹いるなんてねえ。まあ、最近某モンスターでダブル主人公とかいたし、珍しくはないかなぁ。」「じゃあ、僕の手札運がいいのは...。」「アニメとかでありがちなご都合主義ってやつさ。」「究極王竜との出会いも...。」「予め仕組まれた運命ってわけさ。フッハッハッハッハッハッ」「...。」「せっかくきたんだ。少し遊んでいこうよぉ。友達なんだから。」.....イカレてるのか?.....この状況で「なにするの?」「そりゃあもちろんぺんぽこカードバトルさ。フッハッハッハッハッハッ。」「クッ。」「なあに、命のやり取りとかじゃなくて、普通に、純粋にゲームがしたいんだよぉ」「...。」「そおだ!!アスカくんと蟻ノ助くんも呼ぼう。」「死んでいるのにどうやって」「フッハッハッハッハッハッ。そうだったねえ。私の部下とは違って死んだら最後だもんねえ。」「は?」「私の部下はモブ兵だから、同じ喋り方するやつとかいるんだけど、死んだら次の日になっいたら、生き返ってるからなんだよね。記憶もないけどフッハッハッハッハッハッ。もっとも、キルキナやヴァレットは別だけどね」「...。」「さあ、私とゲームをしましょう。ささ、構えて構えて」「クッ」「わたしのフィールドは神なる大樹」
「僕は光の聖域」
let's ぺんぽこ!!
「わたしが先行です。私は神なる王国(HP???/A0/D???)を召喚。王国はノーコストでは建てられない。手札を全てデッキに戻す。そして戻した数×10000がこのカードのステータスとなる。
(HP???/A0/D???)→(HP40000/A0/D40000)ターンエンド」「僕のターン、ドローっ僕はアクアピッチャンをチャージゾーンにセット、僕は光の竜(HP5000/A5000/D5000)と聖なる竜を召喚。僕はターン
エンド」「わたしのターン、ドローっ。王国をつくっても活かす知恵がなくては。私は魔術カード、神なる知恵の実を発動。このカードを王国に装備、これによって王国は効果では破壊されなくなります。」「ノーコストとは思えない。」「神なる大樹の効果で神聖なると名の付くアイテムカードはコストなしで発動できます。ターンエンド」「僕のターン、ドローっ。!?どうしてこのカードがッ。」「どうしました?もしかしてあなた、[抜いたはずの究極王竜が入っている。]とかですか?」「...。僕は究極王竜をチャージゾーンにセット」「あたってたんですね」「...僕は」
次回 最終回 ぼくのせんたく