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 とある王国の国立学園の学生食堂にて、昼休み中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。


「骨抜きにする方法を考えてみたわ」


「また変なことを考えだしますね。疲れているのですか?」


「何とでも言うがいいわ。具体的な方法を説明すると、まず相手の食事を完全に掌握するのよ」


「食事ですか……? 胃袋を掴むということでしょうか。それでそれからどうするのですか?」


「食事から徹底的にカルシウムを排除して、行きつく先は骨密度減少よ」


「それってつまり……」


「より正確に言えば骨の成分抜きよ」


「まさかの物理的に骨抜き。でもそれでは、すぐ骨折してしまいそうです。骨折どころか命に関わる気が……」


「骨折した相手を監禁エンドね。うふふふふ」


「若干怖いですし、思考の迷走ぶりが半端ないので、今日はゆっくり寝てください」


「……ええ、そうするわ……」

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