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 とある王国の国立学園の学生食堂にて、昼休み中のグーフィルとラキスが話し込んでいる。


「俺達には無限の可能性が秘められています」


「急に突拍子もないこと言い出すわね」


「もし俺と貴方の話を聞いているだけの人物がいた場合、俺達がどんな状態で話しているかは分かりません。逆立ちしながら話しているかもしれないし、大乱闘を繰り広げながら話しているかもしれないし、目も当てられない程にいちゃつきながら話しているかもしれない。観測されない限り俺達は何でもありです。つまりシュレディンガーの俺達です」


「貴方が何と言おうと、私と貴方はただ椅子に座って話してるだけよ」

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