80/329
80
とある王国にあるロックローヴィ伯爵邸で、お茶会中のグーフィルとラキスが話し込んでいる。
「今日も~貴方の~顔は~良い~」
「歌うなんてご機嫌ね。そんなにいいことがあったのね」
「聞きますか? 聞きたいですか?」
「聞きたいわけじゃないけれど、聞いて欲しそうだから聞くわ」
「いつもの二割増しで、貴方の肌が綺麗です!」
「そんなこと? 自分だと違いが全然分からないけど、貴方が嬉しいならそれでいいと思うわ」
「今日も~貴方の~顔は~良い~」
「ふふふふふふ、リズムに乗って首びよんびよんはやめて。ふふふふ、腹筋が痛いわ」
「喜びを首でも表現してみました」
 




