グーフィルは今日も首を長くして、ラキスを待っている

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　とある王国の国立学園の学生食堂にて、昼休み中のグーフィルとラキスが話し込んでいる。

「ホワイトデーのお返しに意味がある話は前回しました」

「ええ、キャンディーは『貴方が好き』だったわよね」

「ところが俺が貴方に贈ったおせんべいには、特に意味が決まっていません。そこで俺はおせんべいに新しい意味を提唱します。ずばり『貴方の顔は良い』です」

「それは絶対に広まらないと思うわ。仮に広まったとしても、渡したら完全に相手にけんかを売りに行ってるわよね」