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 とある王国にあるロックローヴィ伯爵邸で、お茶会中(?)のラキスとグーフィルが話し込んでいる。


「お茶会のドレスコードが着ぐるみってどういうことよ。お茶会のはずなのに、お茶が一口も飲めないじゃないの」


「俺が贈ったクマの着ぐるみを、貴方がなかなか着てくれなかったからです」


「だからってこれはないわ。うちの屋敷を出る時に、兄に見つかって爆笑されたのよ。あの兄に爆笑されるなんて悔しいわ!」


「貴方だけでなく、俺も着ぐるみなのだから良いではありませんか」


「……遠くから見える首が伸びてるウサギの着ぐるみは、ものすごくシュールな光景だったわね」


「では、そろそろ着ぐるみの頭を取ってもらえませんか? これで貴方の顔の良さがより引き立つはずです!」


「いえ、絶対に頭は取らないわ。今日はこのまま最後までいくわよ」


「どうしてですか!?」


「人前で着ぐるみの頭を取るのは、子供の夢を壊す行いよ!」


「そう言われると、微妙に反論しづらいです……」

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