前へ目次 次へ 314/329 314 とある王国の国立学園の学生食堂にて、昼休み中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。 「貴方にやってみてもらいたいことがあるのよ」 「何でしょうか?」 「伸びてる貴方の首ははっきり言って、物理法則をガン無視してるわよね。伸びた自分の首に跨れば、貴方は飛べるんじゃないかしら?」 「実際にやってみなくても、結果は目に見えています。足が沈む前に足を踏み出せば、理論上水の上を走れるのと同じことです」 「つまり出来るということ?」 「出来ません!」