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302

 とある王国の国立学園の学生食堂にて、昼休み中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。


「政略結婚の婚約のわりに、私と貴方は仲が良い方よね」


「そうですね。貴方が俺のことをどう思っているのかは、相変わらずよく分かりませんが、首を巻きつけて学園内を一周したいぐらいに、俺は貴方のことが大好きです」


「止めて! それ傍から見ると、生贄をささげられて喜んでる怪物の絵面なのよ! ちなみに私は貴方のことがそこそこス…………プラッターだと思ってるわ!」


「そこそこ好きと言ってもらえると思いきや、そこそこスプラッターとは一体何なのですか!?」


「ナイスツッコミね。私達みたいに互いに突っ込むこともできない婚約者同士も、世の中には存在するのよ。今後ともこの突っ込みあえる仲の良さを、維持していきたいところだわ」


「くっ、この気持ちは『今後も良いお友達でいましょうね』と、好きな人に悪気なく言われた時の気持ちとたぶん同じです」

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