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とある王国にあるスーファント侯爵邸で、お茶会中のグーフィルとラキスが話し込んでいる。
「どうしてそう俺を仲間外れにするのですか!? また俺の両親と弟妹と楽しんでいましたね!?」
「まさか貴方がそこまで泣くとは思わなかったわ。でも本当に混ざりたかったの? カラシ、ワサビ、ハバネロ入りロシアンシュークリーム改に」
「改とはどういうことですか!?」
「辛さ二倍、当たる確率二倍に進化したわ。貴方のお父様の涙も二倍ね」
「そんな悪魔の宴に混ざりたくはありませんが、一人だけ仲間外れにもなりたくありません!」
「それなら次の休みに二人でデートしましょう? 普通のシュークリームをお互いに食べさせあうのはどうかしら?」
「…………はい、ぐすん」
「ようやく泣き止んでくれたわね。一度顔を洗って、すっきりしてくるといいわ。貴方のことなら、いつまでも待っててあげるから」
「情けなくなるので、あまりイケメンなことを言わないでください。ぐすん」




