前へ目次 次へ 271/329 271 とある王国にあるスーファント侯爵邸で、お茶会中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。 「首が伸びてる貴方を見た瞬間、待ってたのねって察したわ。先に始めておいてって言ったわよね?」 「始めておいてと言われましても、どう一人でお茶会をしろと言うのでしょうか?」 「エアラキスかイマジナリーラキスと話してれば、良かったんじゃないかしら」 「そんなことをしたら、傍から見るとヤバい奴になってしまいます!」 「貴方は元から十分ヤバい奴だから、何の問題もないわよ」 「そんな!」