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 とある王国の国立学園の学生食堂にて、昼休み中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。


「今年も奴らが土の中から這い出し、人を苛立たせる騒音を発生させ、傍迷惑に地面に転がる季節が来たわ」


「今年もまたセミの話ですか。毎年毎年飽きませんね」


「セミの愚痴を聞き飽きたなんて言わせないわよ。これから先も貴方は、セミの愚痴を毎年毎年聞く運命にあるわ。そう、死が二人を別つまで」


「……顔は良いのに、何を言っているのですか? 顔は良いのに……」


「……ちっ」

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