前へ目次 次へ 242/329 242 とある王国にあるスーファント侯爵邸で、お茶会中のグーフィルとラキスが話し込んでいる。 「本日お持ちしたのは、こちらのなんか素晴らしい物です」 「ぴかぴか光っていて、なんか素晴らしそうね」 「このなんか素晴らしい物は、ここを押すと……」 「あら」 「このようになんか素晴らしい高速回転をします」 「これがなんか素晴らしい物なのはよく分かったわ。それでこのなんか素晴らしい物を持ってきたのは、何故なのかしら?」 「そこになんか素晴らしい物があっ」 「言わせないわよ」