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 とある王国にあるロックローヴィ伯爵邸で、お茶会中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。


「これは何なのかしら?」


「これは先祖の人外が伝えた、ちゃぶ台というものです」


「木製のテーブルの一種……でいいのよね?」


「テーブルのように見えて、実は違います。これは勢いよくひっくり返すことで、怒りを表現するための道具だそうです」


「怒りを表現するためだけに、この道具は存在するの?」


「はい、そういうことになります」


「じゃあ今このちゃぶ台でお茶会をしてる私達は、間違った使い方をしてることになるのね。異世界の文化は不思議だわ」

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