前へ目次 次へ 199/329 199 とある王国にあるスーファント侯爵邸で、お茶会中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。 「隙あり! 首ががら空きよ!」 「ギブ、ギブギブ、ギブです! ……死ぬかと思いました」 「首を触られたぐらいでおおげさね。でもナイス照れ顔だったわ」 「こんなことを繰り返されては、俺はそのうち照れ死んでしまいます」 「そんなに心配しなくても大丈夫よ」 「何が大丈夫なのですか?」 「貴方の骨は私が必ず拾ってあげるわ!」 「何も、何も大丈夫ではありません……」 次で200話です。