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とある王国にあるロックローヴィ伯爵邸で、お茶会中のグーフィルとラキスが話し込んでいる。
「覚悟はよろしいですか?」
「いつでも来るがいいわ」
「ではいきます」
「…………う~ん……やっぱりこれを膝枕とは言わないと思うわ。だって貴方寝てないもの。正確に言うなら、これは首伸ばし頭太もも乗せよ」
「ここは弟に判定を委ねましょう。…………オッケーだそうです」
「あら良かったわ。これで罰ゲームは終了ね」
「貴方を巻き込んでしまってすみません。俺が498737対3でボロ負けしたばかりに」
「何のゲームをしたらそこまで点差が開くのか不思議だし、そこまで圧倒的だともはや3点取れたのが謎すぎるわ」
 




