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 とある王国にあるロックローヴィ伯爵邸で、お茶会中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。


「あら貴方の妹さん、またネックレスを落としたのね」


「首が外れている時は引っかかる場所がありませんので」


「どうせ落とすのなら、最初から着けなくていいんじゃないかしら?」


「妹曰く『これは証明で候う。某の首を縛りつけられるものなんぞ、この世にあらず!』だそうです」


「ネックレスはそういう目的で着ける物じゃないのよ。あと今更だけど、あの子って言葉遣いが独特よね」

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