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とある王国にあるロックローヴィ伯爵邸で、お茶会中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。
「身体はどこに置いてきたのよ? お茶が飲めないと、お茶会にならないわ」
「俺の身体は現在、貴方には見せられない状態になっています」
「ふーん。貴方の首を辿って行けば、身体ぐらい見つけられるわよね」
「止めてください!」
~ 十分後 ~
「まあ、そんなこともあると思うわ。うん。そんなこともあるわよ。たぶん」
「全く励まされている気がしません。それとあんまりじろじろ見ないでください」
「全身とりもちまみれねぇ。そういうこともあ……やっぱりないわね。全身とりもちまみれは無いわぁ」
 




