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とある王国にあるロックローヴィ伯爵邸で、お茶会中のグーフィルとラキスが話し込んでいる。
「どうして妙にリアルな馬の被り物をしているのですか!?」
「そんなの決まってるわ。貴方に激おこだからよ」
「機嫌を直してください。やっぱり機嫌は直さなくていいです。俺は貴方の激おこな顔が見たいです!」
「…………」
「待ってください! 帰らないでください! どうして怒っているのですか? もしかして前回俺がお茶菓子として出したあんみつが、本当はみつまめだったからですか!?」
「待って、それ初耳よ!?」
 




