前へ目次 次へ 116/329 116 とある王国にあるロックローヴィ伯爵邸で、お茶会中のラキスとグーフィルが話し込んでいる。 「念願の流しそうめんよ!」 「今日のために頑張って準備したので、ぜひ俺のことを褒めてください」 「さっすが私の婚約者、面食いだけど。準備してくれる物いっつも美味しいわ、面食いだけど。私のこととっても大事にしてくれてるわよね、首が伸びるけど。たっくさん感謝してるわ、面食いだけど」 「ありがとうございます!」 「ねえ、今ので本当に良かったの……?」